不登校息子コロ、特別支援学級の4年生になった。


親子共々辛い思いをさせられた、支援級のボス主任先生も若人講師先生もいなくなった。



私は春休み中に2回ほど「新学期、どうする?」と聞いてみたが、コロは首を振って「行かないよ。」と言った。どうやら彼の決意は固いらしい。


「そっか。コロちゃんが自分で決めたんだもんね。お休みの連絡入れておくね。」と声をかけた。


さほど怒りとか焦りの気持ちが湧いてこない。

思った以上に冷静な自分がいる。

不登校が1年続くと、心も麻痺してくるのかもしれない。



夫はコロが登校しないと知り、残念がって「始業式ぐらい行ったら?初日だよ?」と言っていたが、しつこく説得するのは諦めたようだ。





それよりもショックだったのは、今日の図書館での出来事。


絵本が大好きなハコ(2歳)を連れて行ったのだが、場所見知りが激しくて大泣きしてしまった。


ノンタンの絵本やうさこちゃんの絵本を見せても、ワーワー泣くばかり。


そこに、手錠のオモチャを持った小学生と思しき男の子が近づいてきて「うるさいんですけど、静かにしてくれませんか?」と言ったのだった。



確かにハコは大泣きしてうるさかった。

だから、「静かに本を読みたかったよね。ごめんなさい、帰ります。」と何度も謝って、そそくさと図書館から帰って来た。



男の子は思ったことを言っただけだし、言葉遣いが乱暴だった訳でもない。


でも、何だか無性に悲しくなってしまったのだった。


目の荒いヤスリで心をザリっと削られたような感覚。いつまでたってもヒリヒリする。



何でこんなに悲しいのだろう。

平気なつもりでも、自分の心が疲れているのだろうか。




明日から、また小学校に欠席連絡をする日が始まる。


あまり周囲の言葉に左右されず、淡々と生きたい。