新学期、支援級の担任の先生・主任先生が異動で変わったけれど、息子が登校するのは無理そうだ。



特性がグチャグチャ過ぎて、普通級にも支援級にも合わない息子。



それより何より、彼自身が学校を必要としていない。



分かり合える友達もおらず。





登校できないのは仕方がないとしても…。


家以外の居場所がないのが気の毒で。




学校の中に、不登校の子がいつでも気が向いた時に行ける教室があったらいいのになぁ。


人手不足と予算不足で無理なんだろうなぁ…。


辛いなぁ悲しい







【ご報告】

※思うところがあり、数件の日記を下書きに戻しています。



不登校息子コロ、特別支援学級の4年生になった。


親子共々辛い思いをさせられた、支援級のボス主任先生も若人講師先生もいなくなった。



私は春休み中に2回ほど「新学期、どうする?」と聞いてみたが、コロは首を振って「行かないよ。」と言った。どうやら彼の決意は固いらしい。


「そっか。コロちゃんが自分で決めたんだもんね。お休みの連絡入れておくね。」と声をかけた。


さほど怒りとか焦りの気持ちが湧いてこない。

思った以上に冷静な自分がいる。

不登校が1年続くと、心も麻痺してくるのかもしれない。



夫はコロが登校しないと知り、残念がって「始業式ぐらい行ったら?初日だよ?」と言っていたが、しつこく説得するのは諦めたようだ。





それよりもショックだったのは、今日の図書館での出来事。


絵本が大好きなハコ(2歳)を連れて行ったのだが、場所見知りが激しくて大泣きしてしまった。


ノンタンの絵本やうさこちゃんの絵本を見せても、ワーワー泣くばかり。


そこに、手錠のオモチャを持った小学生と思しき男の子が近づいてきて「うるさいんですけど、静かにしてくれませんか?」と言ったのだった。



確かにハコは大泣きしてうるさかった。

だから、「静かに本を読みたかったよね。ごめんなさい、帰ります。」と何度も謝って、そそくさと図書館から帰って来た。



男の子は思ったことを言っただけだし、言葉遣いが乱暴だった訳でもない。


でも、何だか無性に悲しくなってしまったのだった。


目の荒いヤスリで心をザリっと削られたような感覚。いつまでたってもヒリヒリする。



何でこんなに悲しいのだろう。

平気なつもりでも、自分の心が疲れているのだろうか。




明日から、また小学校に欠席連絡をする日が始まる。


あまり周囲の言葉に左右されず、淡々と生きたい。






学校にも行かない、放課後等デイサービスにも行かないコロ。

家で私が勉強を見てはいるが、家族以外の人とコミュニケーションを取る手段が全くなくなってしまった。

 

 

そんな訳で、地元で開設したばかりの精神疾患専門の訪問看護ステーションに助けを求めることになったのだ。

 

 

会社の運営がまだ不安定なのか、短い期間で担当が変わったり、猛烈に催促しないと領収書が貰えなかったり……小さな(?)トラブルはあったものの、新年度からは作業療法士(OT)さんが週2回・30分間、我が家に訪問してくださることで落ち着いた。

 

OTのお兄さんは、コロの担任の先生と同年齢。

正直、最初は「大丈夫かなぁ…」と思ったけど、こちらの話は真摯に聞いてくれるし、コロの気持ちに寄り添ってくれるし、大変ありがたい。

 

少なくとも、若人講師先生よりは1億倍ぐらいコロに興味を持ってくれている。

 

4月からコロが登校できる可能性は限りなく低いけれど、家族以外の人が定期的にコロに関わってくれることは心強いことだ。

 

 

親が焦っても、コロが「動こう」という意思を持たなければ意味がない。

 


特性のために24時間オムツが取れず、偏食も酷い。学校に楽しめることが1つもないコロが、1年休んだくらいで急に動くのは難しいだろう。

 

 

 

今は「就学猶予」の時期だと思って耐えるしかないのだ。



……それにしても、コロが就学できる日は来るのであろうか。絶望

 

 

 


※文部科学省のHPより。まだ「就学猶予」というシステム自体は残っている模様。

 

 

 

 

 

 

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精神疾患のある子どもが入院する病院に勤務する「こど看」さん。

 

子どもを温かく、全力で見守る「こど看」さんの言葉にいつも励まされています。ニコニコ

 

 

※子ど看さんのTwitter(X)より。

 

 

コロを担当してくださる訪問看護のOTさんが「この言葉、いいですね!」と共感してくださって、嬉しかったなぁ。ニコニコ

 

 

 

 

 

【子どもと関わる時の”お寿司最高かよ”byこど看】

・脅かさない

・すぐに助言しない

・叱責しない

・最後まで話を聞く

・意向を軽視しない

・子どもが使う言葉を使う

・疑わずに一旦信じる

・感情を否定しない

・余計な一言を言わない

 

この頭文字を取った「お寿司最高かよ」は、子どもを見守る全ての人に役立つことだと思っています。にっこり

 

が、実行するのは超超超難しいです………。

いやはや、私は修行が足りんなぁ泣き笑い

 

 

 

 



 

 

 

 

 



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我が家の息子コロ(ASD・不登校中)は、ゲームが無しではこの世で生きて行けぬ子である。

 

この世界に「友達」と呼べる子は1人もいないばかりか、不登校ゆえ同世代で話せる相手すら誰もいない。

 

そんな彼が辛うじて日々を過ごしていけるのは、ニンテンドースイッチの本体とコントローラー、出力するためのPCモニターがあるお陰なのだ。

コロにとっては、国宝よりも大事な宝物である。

 

それなのに。

コロは、自分の手で世界で一番大切にしているPCモニターを破壊してしまった。

 

 

原因は「スーパーマリオメーカー2」というソフトで、オンライン対戦をしていた際のトラブルらしい。

 


ちょうどその時、私は別室で仕事をしていたため、現場は目撃していないのだが……。


仕事部屋の扉が勢いよく開くや否や、コロが大泣きしながら入ってきて、「うわぁぁぁん!!ゲームの画面を壊しちゃったんだ!!僕がコントローラーを投げつけちゃったんだ!!マリオメーカーでアンチにいじめられてぇぇぇ!!」と何度も繰り返している。

 

 

私も思わず「うぇぇぇ?!」という声を出してしまったのだが、こんなに半狂乱になった状態でコロを怒鳴っても逆効果だと思い、ひとまず状況を確認することに。

 

PCモニターの画面を確認すると、窓ガラスが勢いよく割れた時のような亀裂が見事に出来上がっており、その部分だけが歪んだ光を放っていた。

 

「……ああ、こりゃ修理も無理だわ不安」ということだけは、機械に疎い私にでも即座に理解できた。

 

この件は私にはどうすることもできず、出社中の夫の携帯に「コロがPCモニターを破壊した」という一報を入れておき、夫の帰宅を待つことにした。

 

 

コロはもともと穏やかな性格の子で、「怒り」を表立って出すことはしなかったのだが、「マリオメーカー2」でオンライン対戦をするようになってからは、怒りの感情を出すことが増えてきた。

 

だから「ついにこの日が来てしまったか…」という心境である。


私は再三にわたり「そんなに嫌な気持ちになるんだったら、別のゲームで遊んだらいいじゃん。ちょっと不満」という、ごく平凡なアドバイスをしていたのだが、そんなアドバイスが小学3年生に通じる訳もなく、しばらく様子を見ていた最中の出来事だった。

 

 

それにしても、今回はPCモニターを破壊するほどの強い怒りだったということだけは、よく分かる。

 

火山が急に爆発すると甚大な被害が出るように、普段は表立って怒りを表さない人が怒る時のエネルギーは強烈なのだ。(夫もその傾向あり)

 

 

この日のコロの怒りはPCモニターの破壊だけでは収まらず、家の収納ケースをひっくり返したり、妹のオモチャまで破壊しにかかっていた。コロがケガをしたら大変だし、急いで押入れから布団を引っ張り出し、コロをグルグル巻きにした。

 

「はい、コロちゃん、ストップ、ストップ!!」

「キミが怒ってるのはよーくわかった。」

「アンチにいじめられて、嫌だったね。」

「でも、ストップだよ。」

 

布団でグルグル巻きになっているにも関わらず、コロは物凄い力で這い出して来て、なおもハコのお人形(メルちゃん)をぶん投げている。それをすかさず、またグルグル巻きにする。

 

「コロちゃん、ストップだよ。」

「今はね、コロちゃんの心に暴れ虫がいるよ。」

「暴れ虫が小さくなるまで、ストップだよ。」

 

コロが徐々に落ち着きを取り戻してきたので、背中をトントンしながら、今日すでに何十回も聞いた「マリオメーカーでアンチにいじめられてぇぇぇ!!」という言葉を受け止めていた。

 

 

日々SNSを使っている私も、言葉で殴り合うような酷いやり取りがあることは知っている。


マリオという比較的平和そうなゲームの中でも、人を陥れるような行動をする人だって当然いるだろう。それは、オンラインゲーム、ひいてはインターネットを使う者の宿命だ。


今後も「楽しく遊びたい」という思いが打ち砕かれることもあるし、その現実は受け止める必要があるだろう。顔が見えない相手だからこそ、とても難しい問題だ。

 

 

私は「コロの体と心が一番大事。コロちゃんが手の骨を折ったら大変だよ?しかも、コロちゃんの大事な宝物が壊れるのも、悲しいことだよね?」と言うのが精いっぱいだった。

 

コロも、自分が取返しがつかない事をやってしまったことは分かっている様子。

「僕、コントローラーを投げつけると、画面が割れちゃうって知らなかったんだ。ぐすん」と口にしていた。

 

心の中で「知らなかったんかーい!!ルネッサンース!!」と、私の中の山田ルイ53世が盛大にツッコミを入れていたが、口に出すのはぐっとこらえる。

 

 

たまたま、ハコが登園して不在だったこと、私のメンタルが比較的安定していたことが幸いして、コロの怒りをどうにか鎮めることができたけれど…。

これがハコが横にいて、私の体調が悪かったら、大惨事になっていただろう。被害は家中に及んでいたかも知れぬ。

 

コロが自分自身で怒りを鎮められたことを褒め、二人で呆然としながら、とりあえずチョコパイを食べた。こういう時の「ちょっと贅沢なお菓子」の存在は偉大である。

 

 


その後、夫が帰宅してPCモニターを確認するなり、「あっ、これはアカンやつ……真顔」と言って絶句していた。

 

何を隠そう、夫は自他ともに認めるPCマニア。PCパーツを買い集め、自作でゲーミング用のPCを組み立ててしまう男なのだ。

 

そんな夫が厳選し、迷いに迷って購入したモニターなのである。お値段も6万円という我が家にとっては超高額だったし、まだ4年ぐらいしか使っていない。

自分は10年物の古いPCモニターを使って、息子に高級PCモニターを貸してあげていた夫の喪失感は大きかろう。

 

「この件で一番ショックを受けてるのは自分かもしれない……。自分のモニターよりコイツが先に逝くなんて……。」と、モニターの早すぎる死を嘆いていた。

 

しかし、たぶん人間をやるのが3回目ぐらいな夫は「まぁ、コロちゃんがケガしなくて良かったよ。」という発言で締めくくっており、格の違いを見せつけていた。

 

 

そうは言っても、我が家に新しいPCモニターを買う余裕はないし、「コロが“壊してもすぐに買ってもらえる”という誤学習をしては困る」という方向は夫婦で一致。

 

しばしの話し合いの結果。

コロには、10年前に購入し、調子が悪くなってきたリビングのテレビをゲーム用のモニターとして使わせることになった。

 

 

ドケチな我々夫婦は、リビング用に新品のテレビを随分前に購入していたのだが、「どーせハコがオモチャをぶつけて壊すに決まってる!完全に壊れるまでは、新しいテレビはしまっておこう!!」と言って、物置に大事に安置していたのだ。

 

まさか、こんな経緯で新しいテレビがリビングに設置されようとは、一体誰が想像したであろうか。

 

こうして古いテレビはコロと共に、ゲーム用モニターとして余生を送ることになったのである。

 

 

これまで通りゲームができるようになったコロ、自分のやったことを棚に置いて「お父さんはいい奴だ。にやり」とボソリとつぶやいていた。


私の心の中の山田ルイ53世が「お前が壊したんやないかーい!!ちょっとは反省せぇ!!ルネッサンース!!」とツッコミを入れたのは言うまでもない。

 

コロには「2度はないぞ。もうわざと壊すんじゃないよ。」とキツめに言っておいたが、果たしてどうなることやら。

 

 

 

 

※物置に物悲しく置かれた(我が家にとっては)高級PCモニターよ。

 

 

※今日は、ハコが袋留めを破壊。これならまだ許せる(笑)

 

 

 

 

 


 

 

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 【余談ですが】


暴れている子をクールダウンさせる時に、わが子も自分もケガをしない対策として布団は有効かなと思いました。


コロを布団で押さえるという方法を思いついたのは、落語「風呂敷」を何度も聴いていたからかも。落語がこんな形で役に立つなんて驚きです(笑)

落語の内容とは全然シチュエーションは違うのけど、コロを押さえながら「あ、風呂敷みたいだな」って少し冷静になることができました泣き笑い

 


今年のお正月、NHKで古今亭志ん生師匠の「風呂敷」が放映されていて、ほっこりニコニコ

 


 

 


我が家のハコ(2歳児)が微熱を出して保育園を休んだ。

仕方がなく、私の仕事は全てストップ。

確定申告の準備だけは終わっていたので、今回もどうにかなりそうだ。

(常に「綱渡りの日々」というスリリングな状態ではあるけれど……。不安

 

 

ハコはしょっちゅう保育園から風邪を貰ってきては、大体2週間に1度のペースで保育園を欠席する。

 

ハコ本人は、「風邪を引きやすいが、治りやすい」という体の持ち主のようで、1日休めば翌日には嘘のように平熱に戻り、元気に保育園に登園していく。(下痢嘔吐の時は1週間まるっと休んだがネガティブ

 

 

問題は、残された家族3人(オジサン、オバサン、不登校小学生)である。

 

特に私はハコが持ち帰ったウイルスにまんまと感染し、1週間ほど調子が悪い状態に突入してしまうのだ。

ようやく前の風邪が治ったかと思えば、ハコが新しい風邪ウイルスを貰ってくるため、1ヶ月の中で調子の良い日というものが本当に少ない。予防

 

 

風邪のウイルスを例えるなら……桃太郎電鉄というゲームに登場した「ハリケーンボンビー」のようだと痛感する。

ハリケーンボンビーとは、取り憑かれたプレイヤーはもとより、周囲にいる人まで巻き込んで大損害を与えてしまう疫病神のことだ。

 

 

※ピクシブ百科事典より。

 

 

 

ハコはハリケーン風邪ウイルスに取り憑かれては、至近距離で生活している家族の体にダメージを与えて、颯爽と回復していくことを繰り返している。不安

 

 

 

コロ(特別支援学級在籍・不登校)も、結構な確率でハコの風邪ウイルスに感染し、体とメンタルの両方の調子を崩してしまう。

 

それが原因で、コロは児童精神科で処方されている薬を拒否するようになってしまった。

 

 

今までは、薬をヨーグルトに混ぜて服用していたのだが、1月半ばに下痢嘔吐の風邪ウイルスに感染して以来、「ヨーグルト、何か変な味がするえー?」と訴え始め、回復した今でも1か月以上も服薬拒否が続いているのだ。

 

 

コロの児童精神科の薬は、夜に1回服用するもので、不眠の症状に効果があるものであった。

 

しかし、コロに何度聞いても「お薬を飲んでなくても眠れるよ!!」と言って頑なに拒否するので、飲ませるのを諦めている。真顔

 

 

一番最初に児童精神科の先生から「このお薬は突然止めてしまっても、体に影響はないですよ。」「一生飲み続ける人もいれば、飲まなくなる人もいます。」と聞いていたので、無理に飲ませるのもお互いに辛いと思い、そのまま様子を見ることにしたのだ。

 

 

これは私の勝手な予想なのだけど……。

コロは完全不登校になったことで、ある意味で精神状態が以前より落ち着いたのかもしれない。

 

毎朝の「学校行くの?どうなの?!」「1時間だけでも行ったらどう?」という母からの口撃が止まったことで、明日になることへの憂鬱や不安が和らいで、薬を飲まなくても平気になったんじゃないだろうか。

 

 

要するに、コロの不眠の元凶は「学校と母」だったのだ。

 

 

登校させることを私が完全に諦めて朝に大声で起こさなくなったら、自然と不眠が解消されたのだと思う。

 

引っ越し後に目立つようになった不眠や夜驚は、ASDの特性というより、もしかしたら二次障害的な側面が大きかったのかな……と考えると、コロには本当に申し訳ないことをしてしまった。悲しい

 

 

 薬に関しては、来月の児童精神科の受診日に、今後どうすべきかを主治医に聞いてみることにする。

 

 

子育て……ムズカシスギル。