小学校のPTAのベルマーク集計、いよいよ開始。
まず、各家庭の皆さんが多種多様な小袋(封筒やジッパー付き袋など)にベルマークを入れてくれたものを、1つずつ開封して我が家のテーブルに一旦ぜーんぶ出す。
あっという間に、ベルマークの山が築かれる。
それを1枚ずつ、各企業ごとに仕分けしていくのだ。(遠い目……)
企業ごとに分けるだけで既に40分が経過。
ベルマークのボランティアを引き受けたことを早くも後悔する私。
根性なしでスミマセン…。嘘です、やります!!最後までやり遂げます!!
最初は、枚数が少なくて計算がしやすい会社から取り掛かり、徐々に慣れていく作戦をとることにした。
枚数と点数の合計を会社ごとに記入していくシステムになっている。
だんだんと枚数が増えていくが、同じ大きさに切り取られた厚紙タイプのベルマークはカウントしやすい。
几帳面な方が切ってくれたものが「神対応」であることをこの時初めて知った。
段ボールのボードに10枚ずつ並べて、カウントしていく。
が、この時点で肩こりと、老眼から来る眼精疲労がハンパない。
これじゃあとても終わらないと、我が家の秘密兵器ASDっ子コロを投入。
コロは3社分を上手に10枚ずつ並べてくれたのだが、すぐに飽きて「できるけど、もうやらない」という言葉を残してサッサとゲームに戻ってしまった。
しかも、その内の1社はとっくにベルマークの事業から脱退しており、コロのカウントしてくれた30枚が無駄になってしまうという悲劇も発生……(号泣)
コロには果汁グミを給料としてお支払いさせて頂いて、ようやく納得してもらった。
こうして、また1人でベルマークカウントに没頭する母トンコである。
鼻息やくしゃみでも吹っ飛びそうなベルマークに四苦八苦しながら、疲労の蓄積が激しくなって来た頃、色々なトラブルに遭遇する。
中には、ベルマークじゃないヤツが混じっていたり。
丸まりやすい素材のベルマークが適当に切られていたり。
ちゃんと仕分けしたハズなのに、カウント済みの他社のベルマークが混じっていて、せっかく計算したメモを書き直す憂き目に幾度も遭遇。(←自分のミスだから余計に腹が立つ。)
ベルマークの裏に別のベルマークがベットリ張り付いているなんてことも。
いやもうね、何て言うか……。
何の苦行だよ。
(いかん、心の声が漏れた)
そんな時は、高校時代に数学のホシノ先生が言っておった言葉を思い出す。
「働くっていうのはなぁ、傍(はた)を楽(らく)にするっていう意味なんだぞ!!」
そうだ、頑張れトンコ。PTAの役員さんの傍を楽にするのだ。(なるのかな…)
これで小学校の備品が貰えるんだよ……たぶん。
こうして黙々と作業すること約3時間。
ようやくベルマークとの格闘が終了した。
我々親子がカウントしたベルマークは……。
合計枚数→645枚
合計点数→1005.4点
(※コロが集計した無効の30点分は除く)
やったぞー!!頑張ったぞー!!
老眼にも、肩こりにも負けずにやり切った自分を褒めちぎりたいと思う。
その間、作業する私を傍目で見ながら、「その時間にトンコさんがパートでもやって500円ぐらい寄付した方がいいんじゃね?」などと無駄口を叩きながら、赤子の世話をしてくれた夫にも感謝だ。
そして、自分がベルマークを学校に持って行く時は、なるべく切り取り線に合わせて切ることにしようと心に決めたのだった。
世の中、やってみないと分からない事だらけである。