自閉っ子を育てるブログを開始して早2年が過ぎた。

 

当初、このブログ始めた目的は単純だ。

 

「自閉っ子の子育てに行き詰まった!!魂が抜けるとにかく情報が欲しい!!オエー

 

「あわよくば、同じ境遇で子育てをしている発達障害のある保護の方と繋がりたい。真顔色んなお話がしたい!!」

 

という二点に尽きる。

 

…要するに、暗中模索の子育ては孤独すぎたのだ。

 

コロが通っていた保育園のクラスメイトは全員が健常児だったし、時はコロナ禍。リアルでは誰にも相談できない。

 

自閉っ子コロは年長になっても24時間オムツが手放せず。

障害児を小学校に入学させるにはどうしたらいいのか、見当もつかなかった。発達障害の子供を育てるための情報が圧倒的に不足していて、正直、最初に住んでいた地域の行政なんて何のアテにもならなかった。

療育を受けるにも、情報を自分で必死に集めないと福祉に繋がることすらできない経験があったから、「親が何とかしないと汗うさぎ」というプレッシャーばかりが付きまとって辛かった。

 

 

そんな訳で、ブログを通じて自分の気持ちを整理しつつ、「こんな子を育ててる人、いませんかー!!どうやって子育てしてますかー!!」と必死に呼びかけていた感じだ。

 

 

ブログを始めてから、コメント欄やメッセージを使って、同じ境遇のママさんとやり取りできるようになったのは、すごく嬉しかった。

大海原で丸太に掴まって死んだ魚のような目で漂っていたら、遠くに船の気配がするので、必死に「おーい!!ここにいるよー!!」と叫ぶような気持ちだ。

 

 

そうこうする内に、ブログに書いた記事のいくつかが[アメトピ]に取り上げて頂く機会が出てきた。普段、100アクセスで「おおっ!!こんなに見て頂いてラブ」と喜んでいた私は、1日に1万アクセス超という数字を見て、嬉しいよりも、恐怖に似た感情が沸き上がってきた。

 

日陰の人生を歩んで来て、生まれて初めて「バズった」のだから無理はない。

 

 

大体、私のブログは[自分の身に起こった辛いこと]※校長と大喧嘩したり、会社をクビになったこと、学童を3日で辞めたことなどをブログに書いた時、アメトピに掲載される。

 

 

そんな時は、私のメンタルがズタボロで、必死に心に整理をつけようとブログを書いたのに、人をいきなり殴るような乱暴なコメントが飛んできて、かえってメンタルが瀕死の状態になることもあった。

 

私はメンタルが瀕死の状態だと、正常な判断ができなくなる。

平時なら、「たった1万分の1のコメントだし。しかも一度も会ったこともないのに、こんな乱暴な書き方をするコメント、無視していい!」と思えるのだが…。

いざ、自分の元に攻撃的なメッセージが来ると、その度に反論したり、真に受けてショックを受けたという返事を一々返してしまうのだ。

 

まさに、相手の思うつぼ。

こちらは、うつ病の発作が悪化するなど、踏んだり蹴ったりなのである。

 

 

コメント欄もメッセージ欄も閉鎖してしまい、当初の目的であった「同じ境遇で子育てしている人と繋がりたい」という目的も果たせなくなってしまった。

 

 

そんな訳で、今は自分の頭と心の整理のために細々とブログを書いている。

数人のリアルな旧友が見てくれており、生存確認と近況報告も兼ねているので、書き続けていくつもりではいる。

アメブロの中では「一度もお会いしたことはないけれど、相互に繋がっているママさんのブログ」を拝見して、元気を頂いている。ニコニコ

 

 

 

どれもこれも、実際にブログをやってみないと経験できないことだったので、全然後悔はしていないのだけど、当初の目的とはかけ離れてしまい、またもや大海原を丸太に掴まって漂う状態に逆戻りしてしまっている今日この頃である。