自閉っ子コロが、特別支援学級(にこにこ学級※仮称)の新2年生に進級した。
にこにこ学級は1・2年生の教室が同じ複式学級なのだが、担任の先生は2人とも昨年度と変わらず。
そんなに環境の変化が無かったので、ホッと一安心。
今日で3日目の登校だが、現在の登校成績は2勝1敗だ。
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1日目:始業式のみ(朝8時登校→9時にすぐ下校)
自分から起床し、元気に登校。
帰ったら、お決まりのゲーム三昧。
2日目:午前授業のみ(給食なし)
この日も朝から登校!!
家で大好きな冷凍パスタ(野菜なし)を食べ、ゲーム。
午後からは放課後等デイサービスにも行けた!!
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おお?!この調子で2年生は遅刻も欠席もせず、登校できるのか?!やったー
この時点でぬか喜びした私が甘かった……。
3日目:5時間目まで授業(給食あり・放デイあり)
コロ、朝から微動だにせず、うずくまったままフリーズ。
仕方なく、学校に電話して「中休みまでに登校できるように何とか立て直します。。。」と告げる。
もう数えきれないぐらい学校に電話しているけれど、全然慣れない朝の儀式。ツライ。。。
なだめすかして、ようやくコロが立ち上がれたのが午前10時過ぎ。
新学期だから、荷物も多い。
今日は2年生の教科書とお道具箱を持参だったのだが、モヤシっ子の息子が持てる訳もなく、私が持ってやることに。
大人が持ってもズッシリと重いこの荷物を、全国の小学生は自分で持って学校に行っているのかと思うと驚嘆する。
何かの本で、「日本には徴兵制もないし、軍隊もないが、それに代わる訓練を日本の子どもは小学校で受けている。前ならえ、右向け右、一糸乱れぬ行進などは外国の軍人が見ると感心するほどだ。」などという内容が書かれていたのを思い出す。
確かに……ランドセルに重い荷物をパンパンに詰めて登校させるのも、軍隊の訓練を彷彿とさせるよなぁ。
外はこんなにポカポカの良い天気なのに、コロの気持ちは真っ黒い雲の中なのだろうなぁ。
通学路をコロと歩きながら雑談にならない雑談をしながら、遅い登校。
「コロちゃん、学校の何が嫌なん?」
「ん-。体育さむい。給食がいや。給食、オエってなる。」
語彙力が無いコロ。彼の精いっぱいの訴えだ。
コロは本当に給食が辛いらしい。
大人には些細なことでも、子どもには相当ハードルが高いことも多いだろう。
それを忘れてしまっている大人が多すぎやしないだろうか?
かつて、自分がダメダメな子供だったから、コロの辛さが幼少の私と重なって、可哀そうになってくる。
休み時間の教室へ向かったら、2年生は全員外に遊びに出かけていた。
にこにこ学級に入学したピカピカの1年生の女の子が満面の笑みで近寄って来て、「コロ君おそい!コロ君おそい!!コロ君おそい!!」とどうにも止まらなくなってしまった。
それに頭を抱えるコロ……。💦
もちろん女の子に悪気は一切ないのだが、今のコロにはキビシイ言葉が鉄砲玉になってビュンビュン飛んできたくらいのダメージがある。
新1年生の担任の先生は、昨年度コロを受け持ってくれた先生だったので、挨拶がわりに「コロは給食が辛いみたいで…」と言ってみたら、「コロ君、給食がんばってるんですけどねぇ。」と苦笑い。
私は思わず、「その頑張りが本人には辛いんだと思うんですが…。」と言ってしまった。
小学校の給食問題、私の子供の頃と殆ど変わってない気がする。
そろそろ、一律に全員が「好き嫌いなく食べる」という目標を止めて欲しい(涙)
今日のところは、スクールカウンセラーの先生とのアポイントを取り付けて帰宅したのだが、モヤモヤが止まらない。
子供が安心して学校に通えるのと、給食の完食を天秤にかけても給食の克服が大事?
偏食は本人のワガママじゃなく、吐くほど辛いって、何で理解されないんだろう…。
学校給食が原因で会食恐怖症を発症することもあるのに……。
黒い気持ちがグルグルする。
給食問題、厄介すぎるぞ。