7年以上空いて第二子を出産したら、「こんなハズじゃなかった!」と思うことが結構ある。
その一つが「上の子の登校渋り」だ。
流石に赤ちゃん返りは無いだろうと思っていたらば、まさかの落とし穴。
我が家の自閉っ子コロ(小1、特別支援学級在籍)は、3学期に入ってから欠席と遅刻を繰り返すようになってしまった。
朝から行けた日は、ほぼゼロ。
入学してから1・2学期は殆ど無遅刻・無欠席で登校できていたので、晴天の霹靂だ。
原因の一つは赤ん坊の夜泣きである。
通常でも、だいたい夜の12時頃までフギャフギャ泣いている。
酷い時は夜通し5時間泣き続けることも…。
我が家が二階建てとか、部屋が何部屋もあったなら違っていたのだろうが、狭い賃貸暮らしなので、コロはどこで寝ていても夜泣きの被害を猛烈に受けてしまう。
健気にも布団をかぶって必死に寝ようとするのだが、コロは元々が聴覚過敏なので、寝られる訳もなく…。
ようやく寝付いても、眠りが浅いので彼自身が夜中に突然起きるようになってしまったのである。
今朝も4時に夜泣きで起こされ、不機嫌マックスのコロ。
月曜から支援学級では「6年生を送る会」が開催されるため、遅くても9時半には登校しなければならない。
絵かき歌を教えてくれたり、学芸会の劇を一緒にやってくれた優しいお兄さん達もいよいよ中学生。
コロもこの行事は参加したい様子だ。
朝ごはんを食べさせ、大好きなアニメ「はなかっぱ」を見せた後、1時間ほど仮眠を取らせる。
その間に私は学校へ電話連絡を入れるのだが…。
これが本当に気が重い。
ひと月に一度ぐらいなら全然平気なのだけれど、毎日となると精神的な負担がハンパない。
元来、私はやたらに人の目が気になる質で、取り越し苦労の多い人間なのだ。
石橋を叩いて渡る前に、自らダイナマイトで破壊するクチである。(つくづく損な性格だと思う。)
しかも、相手の何気ない一言で、自分でもビックリするぐらいに傷つくこともある。
…どうやら、中二病を引きずったままオバサンになってしまったらしい。
有難いことに、コロが通う学校は支援学級へ直通の電話番号があり、電話に出る先生が限られているし、先生が怒ったり、責めたりする事は一切ないのだが。
一度だけ、担任の先生から「私の口からは休んでいいとは言えませんので…。」と言われてしまったのがトラウマになっている。
毎朝、毎朝、「またコロくんの家か!甘やかしおってからに!」と思われてるんじゃないかと、勝手に脳内変換。
寝不足で私のメンタルが通常時よりナーバスになっているのも一因かもしれない。
夫に「毎日欠席やら遅刻やらの電話が嫌だよぉ~」と泣きついたことがあるのだが、「そんなん、誰も気にしてねーよ!業務連絡だと思ってかけたらいいでしょうが」と怒られてしまった。
※「じゃあ、アンタが電話してよ!」と反論したら、一回だけ代わりに電話してくれた。
コロだけじゃなく、母親の私も毎朝しんどい。
なので、親子して金曜日の夕方が一番元気である。
「やったー!明日から2日間も学校がお休みだ~♪」と、鼻歌を歌いたい気分だ。
心の中にある鉛のような黒い塊が小さくなって、身体がマシュマロみたいにフニャっとなる。
…週に2回ぐらい金曜の夜があればいいのに!!と切望する今日この頃である。
(無茶言うな)
コロが起きて、学校の支度をするまでに、1動作につき1ハリボー。
10粒ぐらいで、ようやく登校モードになってくれた…。
お菓子につられてくれるのは、あと何年ぐらいだろう。