ASD児の息子が通う保育園では、年に2回、保育参観が行われます。

今週、今年度1回目の保育参観が行われました。

発達相談や就学相談では、必ず「息子が保育園でどのような問題行動を起こすのか」を聞かれるため、当日の私は写真を撮ったりメモをしながら、息子の様子を見守ります。

……が、これが凄く、すご〜く辛いガーン

なぜなら、息子のクラスは、息子以外は健常児。年長組ともなれば、立ち歩く子皆無。寝転ぶ子皆無。みんな座って先生の話をよく聞き、一緒に歌い、積極的に発言もします。

一方息子は問題行動だらけ。むしろ問題行動しかしない滝汗

先生が披露してくれるエプロンシアターのお話、聞かない。一人だけサポートの先生と違う本読んでる。
紙芝居、見ない。
歌、歌わない。
お友達がみんな座ってる時、寝転がる。
お製作の時、隣の子の椅子に足を載せる。
急に立ち歩くetc……あせるあせるあせる

他のお母さん達が和気あいあいと子供たちの様子をビデオに撮ったり、写真を撮っている中、全く同じ行動をしている私の眉間には深くシワが刻まれ、悲壮感が漂っていたハズです。

家にいる時や療育(個別)では、息子の成長を発見して喜べるのですが、保育参観は他の健常児のお子さんがいかにちゃんと出来て、我が子の発達が異常なのかが一目瞭然なので、焦る気持ちばかりが募ります。

よく「他の子と比べないで!」「過去の状態と今を見て成長を喜んで!」と言われますが、保育参観では無理。少なくとも私には無理!!!!

何で保育参観がこんなに辛いのか、冷静に分析してみると、保育参観や運動会、学芸会って、親にとって「子供の品評会」みたいな所だから…という気がします。
子育ての良し悪し、特に母親の育て方の影響が、今ここにる子供の出来に繋がっていることを見せる会。
自分の子供が全体のレベルでどの辺にいるのかを見極める会。

本音は、他の子と同じぐらい出来てれば上出来。欲を言えば他の子よりもちょっと上手にできたら嬉しい。

じゃあ、ウチみたいに何にも出来ない息子の母は…針のむしろです。
「あの子何でできないのかしら」
「ウチの子があんな子じゃなくて良かった!」
声なき声が勝手に脳内変換されて響いてくる。
[あんな子]の母親は、見守る背中がだんだん丸く、小さくなる。目線が下になる。ああ、悪循環…(涙)

息子はASDと判明する前に保育園に入園しているため、最初の保育参観では、他の子とのギャップにショックが大きすぎて、私は泣きながら帰路についていました。

ASDと診断された今、さすがに保育参観で泣くことはなくなりましたが、今でも保育参観は辛い行事の一つです( ;∀;)

来年、我が子を小学校の普通級に入れるのは無理!!という実感は、4年間の保育参観を見続けた私の確信から来ているものですチーン