30年のあいだ、好きで憧れているヒトがおるのです。
憧れた理由はこのヒトが<オペラ通>だってこと。
1990年「ゴッドファーザー part Ⅲ」を見て、ドイツでは通常、映画はドイツ語吹き替えになるので、さっぱりわからん状態のワタシ。
映画内ではマイケルの長男がテノール歌手になっていて、劇中オペラ内で<相手の耳を噛む>場面が出てくるの。
その場面説明をしたところ、この友人「あー、それはマスカンニのカヴァレリア・ルスティカーナだね」
「イースターの頃の演目で、マスカンニはこの1作だけなのよ」とスラスラ説明してくれる。
まだ、PCは家庭には無い時代、もちろんグーグル先生も無くって、このヒト、人間ウィキペディアを体現していて、とにかくビックリ&尊敬。
当時ヨーロッパの冬の社交はオペラしかなかったから、知識は必要不可欠。
オペラの知識が無いと理解できない映画もある。
それから、カノジョは先生、ワタシは弟子って感じで、師匠になってもらってオペラ、アレコレ見ましたよー
帰国してからも交際は無事に続いていて、ワタシのカノジョ好きも変わらなかったんだけど、1対1では会ってくれないの。
このヒト一般人なのに、あまりに多忙であちこちに不義理しているものだから、1対1で会うなんて時間がもったいないらしい。
今回、お誘いがあって喜んで「行く行く」って返事したら、彼女の不義理友人が集まってあっという間に10人ほどの会合になることが判明。
あー、そういうのはもういやだー。
推し活・友と会うのとは違う(コレいつもとっても楽しい!)
でも、
そういう、まるで<会社の婦人会>のような上っ面の付き合いは、もうしない。
上京しても友人に会うのは<1日に一人>と決めているので、ジブンこの大規模パーティには参加しない旨告げる。
どんなに好きでも片思いはもうやめよう。
お互いの思いは同じでないと意味が無い。
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もし、ムスメに会うとき、ワタシがほかの友人も誘ったらムスメはどう感じるだろう?
会うときはムスメに集中するに決まっているし、ムスメ用に特別にお土産も用意する。
せっかく会うからには<アナタを尊重している>を示したい。
そう思ったら、ふつうは十把一絡げ(じっぱひとからげ)な会い方はしないよね。