シネマディクトで「ぼくたちの哲学教室」を観る。
これはスゴイ映画ね~
小学生に哲学って?というわけでもなく、哲学と言いつつ考え方や見方を教える話。
(何十年も前に”Sichtwechsel”「見方を変える」というドイツ語テキストに驚いたことを思い出す)
見方を変えるには、教えるヒトがと~ても重要、この校長先生が素晴らしい。
そして生徒たちは小学生だけれども、日常的に話し合う教育を受けているから、けっこう状況説明ができる。
「あー言えばこう言う」という欧米の教育が役に立っているのね~
子どもたち自身が答えを見つけていくのが素晴らしい。
日本人は上のヒトには従う、という教育を受けているからまず説明するというハードルが高いでしょうね。
北アイルランド・ベルファストに暮らす家族たちに「やられたらやり返せ」じゃない方法を説得するラストは圧巻。
教育者だけでなく、親だけでなく、こういう考え方は人類全員に必要。
エンディングが温かい。