桃の節句の3月3日、栗木神社の「栗木ひな祭り」に出掛けてきました。
JR洋光台駅駅から徒歩圏内、住宅地の高台にある社務所のない小さな神社ですが、ひな祭りの3日間は様相が一変します。
最終日だったので朝のうちに訪問。
降り注ぐ日差しの下、参道石階と境内濡れ縁に飾られた雛人形のさまは、圧巻の眺めでした。
 

 

 

 

 
どの人形も顔、着物などの作りが精巧。
かなり古いものだとは思いますが、保存状態がよいのか古さを感じさせません。
 
 

 

 

 

 

三人官女

 

 

楽しそうな顔ですね

 

 

 
雛人形の市場規模は1970〜80年代をピークに昨今は半減。
一段飾りや、従来のものよりも小さな人形が好まれる傾向があるほか、コロナ禍にも生産量が減少するなど、この伝統を取り巻く状況は大きく変わってきています。
 
それでも、周辺地域のお宅から寄贈されたという絢爛豪華な雛人形は、今は場所を変えてこのように参拝者を楽しませてくれます。
雛人形もきっと喜んでいることでしょう。
 
人形を観ている間、幼い我が子の幸せと健康を願いこの雛人形を飾った多くの親御さんの思いが感じられました。
なかには、そのお宅で世代を超えて受け継がれてきた人形もあるでしょう。
その優しく温かい気持ちがその場を包んでいるような気がして、胸が熱くなりました。
 
ずっと気になっていた神社飾り、訪問できて嬉しいです。