※先週の山登りの話です。
 
雪の残る塔ノ岳を登ってきました。
月初めの連休にチェーンスパイクを購入。
数日後に春一番が吹き暖かくなるとの予報が出ていたため、雪が溶け来年に持ち越しになる前に、と出掛けてきました。
最近運動を休みがちで心拍が上がりやすかったため、途中休憩を含めると往復5時間強の山行となりました。
 
7:40 大倉バス停は晴天

 

8:36 いつもの構造木道

 

日差しのある気持ちのいい場所です。

 

 

9:03 駒止茶屋前

 

初めて雪が現れました。

 

 

9:25 堀山の家の前

 

ここで富士を眺めると、まだまだ頑張ろうというエネルギーが湧きます。

 

 

10:14 構造木段

 

この程度の雪なら、チェーンスパイクがなくても問題なく歩けます。

日当たりのいい山道は、雪が溶け泥がぬかるんでいるところも。

何とか通過し、日陰に残っている雪で靴の泥を拭いながら進みます。

 

10:24 花立山荘前の広場から見える富士

 

10:26 花立山荘を出発

 

 

金冷シノ頭」(塔ノ岳と鍋割山への分岐、通称「金冷やし」)に向かう尾根が冠雪していたため、初めてチェーンスパイクを装着。

 


歩き甲斐があります。

 

 

 

このような道も、チェーンスパイクを履いているとスイスイ上がれます。

 

 

 

 

塔ノ岳頂上に向かう木段は日当たりがよく雪がなかったため、チェーンスパイクを一旦脱ぎます。

木段を傷めることのないように。

一年を通じ、このような木段、構造木道など登山道を整備をしてくれる方々の尽力に改めて感謝します。

 

 

 

11:09 登頂!

 

澄み切った空です

 

長野、山梨の山々もはっきり見えます

 

 

この景色が何よりのご褒美。

富士山が見えないこともあるので、喜びを噛み締める。

 

 

 

 

尊仏山荘さんで甘酒を頂く

 

こちらで温かいものを一杯頂くのが楽しみでもあります。

 

 

 

シューズ: メレルのカメレオン (GORE-TEXなので濡れず快適)

チェーンスパイク: Chainsen Pro (チェーンセン プロ) のLサイズ (爪数は前8本、かかと3本)

 

 

江ノ島の向こうに房総半島が広がり、鋸山が見えます

江ノ島の左手には横須賀の鷹取山、大楠山なども

 

 

11:50
 
雪を踏み締める感触を思う存分味わった後、下山開始。
 

チェーンスパイクのお陰か、足を滑らせることは一度もありませんでした。

 

 

ぬかるんだ道もうまく通過し、雪のない林道に出ました。

頂上とこちらではまるで別世界です。


 

戸川公園までの舗装路の脇に咲く梅

 

いつも立ち寄る野菜無人販売所で、行きに目をつけていた葉付き大根と白菜を購入。

ちょうどそのお宅の敷地に車が入ってきたので、運転手さん(サングラスをしたマダム)に挨拶をすると、ひとりで山を登って大丈夫なのかと声を掛けてくれました。

初めの何度かは人に連れてきてもらい、いまは道を覚えたのでひとりで来るが、ほかに登山者がいる明るい時間帯に登るようにしていると話すと、それなら安心ね、のこと。

こちらのお宅に遊びに来たところだとおっしゃるので、この直売所のファンとしてお宅の方によろしく伝えてほしいとお願いしました。

 

13:50頃、戸川公園到着。

靴の泥を洗い落としてからひと休み。

 

Yama Cafe 丹沢さんでアップルパイを頂きました。

お店の方の笑顔と「お疲れ様でした!」という言葉に、疲れが吹き飛びました!

 

 

 

戸川公園の河津桜、二分咲きといったところでしょうか。

 

 

戸川公園から来し方を望む

 

 

お土産

 

いつもの野菜無人直売所で買った葉付き大根と白菜ひと玉。

冷蔵庫に一度仕舞っていたため少しクシャっとしていますが、新鮮そのもの。

 

 

 

今年最初の塔ノ岳は、初めての雪の丹沢登山でもありました。

雪山いいなぁ、でも装具などの準備が大変かも、と弱気になっていたところ、救う神あり。
普段閲覧しているSNSの丹沢関連のコミュニティで、雪の塔ノ岳を楽しむ人たちの写真が投稿されていたのです。
長野の冬山ならば、確かに冬山登山の装具など相応の準備が必要となるでしょう。
ただ、塔ノ岳であれば、積雪量にもよりますが、アイゼンさえ買えばほかは手持ちの装具で賄えそう。
幸い、アウトドアショップの方が塔ノ岳など丹沢でのトレイルランや冬登山に詳しく親切な方で、トレイルランや街中でも使えるというチェーンスパイクを勧めてくれました。
このこのチェーンスパイク、雪の降った朝、出勤時に路面が凍っているときにも役立つとのこと。
実に使いやすく、私の手持ちの登山靴、ハイクシューズなどにもぴったりなので、お店の人に感謝しています。
 
今後は、もっと気軽に雪の塔ノ岳に出掛けられそうです。