7月7日。

 

二十四節気では小暑の温風至(おんぷういたる)。

暑いと言っても梅雨明け前だからでしょうか、

ここ数日、夕方は随分と涼しい風が吹いています。

 

 

外出先のひまわりの花壇。

1メートル以上もの高さに成長した大輪のひまわりたち。

私が昔から知るひまわりは、まさにこれです。

顎をすくっと上げ、雲の裏側の太陽を見上げています。

 

 

 

 

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夫の観察眼に驚かされることがあります。

さりげなく人の言動や振舞い、仕草を見ていて、記憶にとどめています。

勘が冴えているとでもいいましょうか。

 

「○○さんがジョギングしていたよ。

 遠かったから顔はわからなかったけれど、走り方でわかったよ」

 

という報告をよく受けます。

 

あそこで走っている人は△△さんではないか、と私が公園で独り言ちると、

 

「違うよ。あの人はああいう走り方はしないよ」

 

と言います。

 

人により足の踏み出し方、上半身の傾斜などが異なるのはわかります。

でも私は、袖の触り合った程度の人の特徴を、そこまで記憶にとどめてはいません。

 

公共に設置された警察のAI搭載監視カメラなどは

歩き方を2、3秒解析しただけで同一人物かどうかを判別できるそうですが、夫も同じことができます。

 

 

夫の観察眼は仕事でも生かされているようです。

職場が2階にあり、社内外の新旧の人の出入りが頻繁にあるようなのですが、事務所付近で止まった車のエンジン音、階段を2階まで上ってくる足音、靴音から、誰が事務所に上がってこようとしているのかがわかるそうです。

 

車が敷地に入ってきてエンジンが止まり、人が車から降りて事務所に向かって歩いてくる様子、階段を上ってくる様子が、映像として頭に展開するといいます。

 

人の行動を先回りして読みすぎてしまうため、気疲れすることもあるようです。

 

これは世間ではよくみられる特性なのでしょうか。

もしかすると、当人にとっては当たり前のことなので、誰にも話していない、そんな方が多いのかもしれませんね。

 

いずれにしても、私にはできない芸当です。