3月末、神保町の老舗とんかつ屋さんが3月末日をもって暖簾を下ろすという話を聞きつけ、仕事帰りに行ってきました。
とんかつ いもや さん、60年の歴史があるそうです。
平日の18時半に店に到着、外で30分ほど、店内で10分ほど待ち、カウンター席へ通されました。
木のカウンダーも店内厨房器具も大変清潔です。
目黒のとんきにも似た雰囲気とこぎれいさです。
店内ではみな無言、注文が運ばれてきても黙々と食べています。
ひとり客が多いです。
この時間はヒレカツが終わっていたので、注文をせずとも普通のとんかつが出てきます。
職場の常連さんいわく、昼に行くと、店員さんから「とんかつ?」と尋ねられ、「はい」か「ひれかつお願いします」のいずれかの返事をする仕組みになっているとのこと。
供される間、カウンター越しに見える調理は配膳準備の様子を眺めていると、15分くらいしてとんかつが出されました。
キャベツは人の手で千切りにしているようです。とんかつ、山盛りキャベツ、ご飯、しじみ汁の奇をてらわないとんかつ定食。これがこの立地で800円で食べられるとは。
とんかつは衣が薄め、脂身も癖のない味です。
とんかつが美味しかったことは言うまでもありませんが、いい豚肉なのか食後に全く胃もたれず、衣服にも脂の匂いがついていません。
ご飯の量を半分にしてもらい、どれも美味しくいただきました。
このような歴史ある気持ちの良いお店が閉じるのはつくづく残念です。閉店間際にこのお店の良さを味わうことができて本当によかったです。
ご馳走さま、そしてお疲れさまでした。

