2011年5月22日

映画特集「三島由紀夫を【観る】」 を観に行ってきました。

三島由紀夫の映画を一挙に上映する企画は

きわめて珍しいそうで

今回は「憂国」と「黒蜥蜴」を目当てに出掛けました。


「憂国」はニ・二六事件で反乱軍に回った友人を

政府軍として討たねばならなくなった武山中尉が

新婚直後の自分を敢えてその企みに引き入れることをしなかった友人たちにも

自分が仕える政府にも誠実であらんとすべく

妻とともに自害するという内容です。


切腹シーンもさることながら内容が内容なので、

努めて突き放す気持ちで観ました。

妻、麗子を演じた鶴岡淑子という女優さんがきれいでした。


次に、丸山(美輪)明宏さんが女盗賊、黒蜥蜴を演じ、

三島さんが蝋人形を演じた「黒蜥蜴」の上映が始まりました。

そう思ったのもつかの間、スクリーンに現れた黒蜥蜴は

美輪さんではなく京マチ子でした。

丸山(美輪)明宏さんが演じた黒蜥蜴1968年版と

京マチ子が演じた1962年版を間違えてしまいました。



オリジナルの黒蜥蜴だ。

それも大女優の京マチ子だ。

2週間楽しみにしていた黒蜥蜴なので

前向きに考えることにしました。