2003年1月1日
謹賀新年


     
1月3日
箱根駅伝、復路。沿道に早めに着いたせいか人もまばら。
新聞販売店の人から旗を貰おうとバイクに近づいたら、
「後から来る人に配って下さい、ご協力お願いします」
と旗の束を渡された。
もちろんちゃんと協力して新年早々の一善。

     
     
1月6日
毎朝家の前の道を散歩している初老の男性で、
いつも元気に挨拶をしてくる人がいる。
どこの誰かも知らずにこちらも挨拶し返していたら、
ある時、とある大学の元神父さんでいらしたことが分かった。
人好きのする笑顔はそのせいか。
今年の最初の挨拶は、「今年もよろしくお願いします」だった。
挨拶だけの間柄だけど、どことなく気持ちのいい朝だった。

 

 

1月19日
年明け最初の山の手線ガード下の風景(神田)。
途中モノクロフィルムがなくなったので
秋葉原で手に入れようとしたら、
めぼしいお店はどこも置いていない。

秋葉原を抜けた辺りで個人経営のスタジオを見つける。

個人の店だと高く売られたり
保存状態の悪いものを売られたりしないかと
一瞬不安が頭を過ぎったが、
空のカメラぶら下げて歩いても仕方がない
と思ってお店に入ってみた。

そこの主は音楽をガンガンに掛けて何か仕事していて、
私が何度か大声を出して初めて店の奥からやってきた。
F社のモノクロフィルムはあるかと尋ねると、しばらく考えた後に

「いくつ欲しい。一本いくら。」

と尋ねられた。一本だと売ってくれないのかと思い、

「3本くらい」

と答えると、写真仲間が後ろから

「ヨドバシだと3本880円」

と付け加えた。

 

「じゃあ、僕のを分けてあげる」

といって、お店を出てすたすたと歩いていってしまった。
ついていったら、車のトランクを開けて
モノクロフィルムを3つ出しているところだった。

きっちりヨドバシ価格で売ってくれた。

その人は何年か毎に写真展をやっている人らしく、
お店の入り口にご本人の写真展の案内状が沢山貼ってあった。

「フィルムはモノクロがいいよね」

とその人は言った。