細野さんの講演会に行きました。

 

ナビゲーター、野田さんの「さよならアメリカ さよならニッポン」に関する解釈。

細野さんの「生まれたときから『さよならアメリカ 、さよならニッポン』だった」という言葉で始まる幼少期の話。

細野さん私物の年代物のレコードプレーヤーで聴かせてくれた、オリジナルの『香港ブルース』SP盤。

セニョール・ココナッツのYMOカバー。

『香港ブルース』と『Chattanooga Choo Choo』(だったかな)の披露。

 

細野さんの音楽を探求するエネルギーや、音楽に対する愛。

音楽は何も特別な誰かのものではなくて、誰もが音楽家で在り得るという言葉。

昨今の日本の若いミュージシャン達に対する

「彼らは自分以外の何かになろうとしているようにみえる」

という言葉。

 

細野さんは、音楽を通じて常に「自分が何者なのか」を問うてきたのだと思います。

これは音楽だけに限らない。

たとえば文筆家の夏目漱石もそうだったと思います。

昔の人たちが、その時代、その時代に試みてきたことだと思います。

 

自分の出自、自分に関わるものを引き受ける。

そこから逃げない。

会場内は終始、細野さんの人柄が会場全体を優しく包んでいるような雰囲気でした。

 

[ 2006年4月16日(日) 記 ]