あちこの小走り日記-monster
モンスター

 


客7人を殺し死刑となった

アメリカの実在の売春婦を題材とした映画。


不遇の幼少時代を経て売春婦となり

町の片隅で生きてきた主人公が、

ようやく出会った愛する人(同性愛の女性)との生活を守るために、

次々に殺人を犯してゆく。

被害者の遺族の存在を無視することはもちろん出来ないけれど

主人公が売春婦から足を洗おうとしても
世間がそれを許さなかった、という一面もあるように思う。

同じ女性として切なく身につまされるところの多い作品だった。

家庭内暴力によって彼女を殺そうとした父親を

母親が射殺(正当防衛)したという過去を持つという
主演のシャーリーズ・セロン。


彼女は、主人公を演じきるために13キロも体重を増やしたという。

その演技は圧巻という他ない。

お勧めの一本です。