5人兄弟だった母の妹が、ご主人の後を追うように20日後に亡くなり、とうとう母一人だけになってしまった。母と、親戚の車に乗り込み、従兄が待つ越谷まで新盆にお邪魔することとなりました。従兄と会うのは実に30年ぶりだろうか。到着するなり玄関先には、いかついおじさんが待ち構えていて驚いた。えっ!まさか隆さん?まあ私もおばさんになっているわけですが・・・話し始めると全然いかつくない。笑った目の奥は昔の茶目っ気ぶりがそのままで、瞬時に時間は戻る。それぞれ大人になり疎遠になっていた親戚たちは懐かしい昔話しに花が咲き、束の間のぬくもり漂うひとときとなった・・・時はじっとしていない。とても落ち着きがなく、聞き分けがない。今年の夏はお別れと再会が繰り返される。
母は最近、ことさらベッドに座りボーっとしていることが多くなってきた。
もともと辛いとか痛いとか口にする人ではないけれど、妹の死にも何事もない顔をしている。それは認知症だからではない。寂しがっているだろうからと映画を誘ってみた。「映画観る?」するといつものように目を輝かせ二つ返事で「観る観る!」もともと映画は好きだったのでしょうけど、私の影響で更に母の楽しみのひとつとなった。
この夜の映画は「華岡青洲の妻」
有吉佐和子さんの原作は随分前に読んでいたけれど、舞台も映画も観たことがありませんでした。だからなおさら立体的に物語が展開する有様に関心がありました。時代背景は私の中でしっくりと納まり、姑と嫁の関係では高峰秀子さんと若尾文子さんはけして裏切ることがありませんでした。
見応えある映画でした。あーやっぱり、高峰秀子さん素晴らしい!!

献血50回記念に頂いた造形作家多田美波さんの盃















