人間が不安に思ったことが噂になる・・・その噂がいつしか都市伝説に変貌する | え~すぷろじぇくとの好きなコトだけよろしいか

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みなさん
こんばんは
今回もアメブロを更新していこうかなと思います。

さて、今回は先日映画を見に行ったのでご紹介したいなと思います。
その作品は呪怨の清水崇監督の「犬鳴村」でございます。


犬鳴村・・・・日本で3本の指に入るであろう最恐心霊スポットと名高い場所と独特な世界観で展開される物語になっておりました。

そして、映画を観て改めて思い知らされたのは不気味な「日本の特有のホラー」
日本独自の「不気味」さが都市伝説と見事に融合していたような気がしました。

一番は、自然の中にたたずむ異様な「犬鳴トンネル」のシーンが印象的でした。
この辺りは僕の勝手な妄想なんですが、犬鳴トンネルという場所は見た感じ結構、山の奥?に存在する場所なんです。


大自然という開放感に属した癒しの象徴の中に、人間が無意識のうちに避けたがる異様な「モノ(トンネル・ピエロなどなど)」が、ただ存在するだけで言い難い恐怖に少なからず変わってしまうのかなと思うのです。

特に、実際に点在する犬鳴トンネルも大自然の中に囲まれており、その近くには犬鳴村が沈んでいるであろう「ダム」、そして今はすでに取り壊された「電話ボックス」なども(あった)あるんですね。

すでに取り壊された電話ボックスなんてまさにです(笑)

例えば、街の中に電話ボックスがあればあまり違和感なく「あ、電話ボックスだ、懐かしい(笑)」とか思えるかもしれませんが、それが山の中にポツンとあったり、他にも一軒家があったりなど・・・位置する状況によって、それらの存在が持つ何かしらの「不気味さ」が浮き彫りに出てしまうのかなと思ったんです。

なので、今作の「犬鳴村」に通じるトンネルの場所が本来癒されるべき大自然に混在してしまう事で、「どうしてもあって欲しくないモノ」が気になってしまう多少の好奇心により、この結果人間の本来持ち合わせている本質的な恐怖心という具体的な感情に気付かされた映画・場所でもありました。

う~ん、犬鳴村を始めさまざまな都市伝説とかした場所が日本各地に存在しそれぞれに異様な「伝説・物語」が語り継がれているらしいです。
当然、日本国外にもあると思うんですが・・・・でも生まれた日本に焦点をあてるとやはり、上記でも書いた「日本の不気味さ」という日本人が無意識に持ち合わせている「恐怖」が個人的には一番ですね(笑) 個人的に・・・・

そして、映画の物語なんですが、こちらも日本のJホラーなら違和感なく埋め込めるテーマであろう「家系・血筋」が軸となり展開しているのです。
一言で言えば「ただのびっくるさせるホラー映画ではない」という内容でした。
史実上、犬鳴村と呼ばれる場所は、ダムの奥底に沈んでしまい今作でもその事実は取り扱っているんですね。
実際、このダム建設により村人は、その後どなってしまうのか?というテーマに今作「犬鳴村」では人間の醜い感情が上手く描写されて
おりました。

うん、この一言です(笑)
多分、これ以上書いてみたら、全てネタバレに繋がってしまうので、うん「この一言です」
僕的には、この「犬鳴村」には、多分「本当に悪い人」は一人もいないと思います(笑)
ただ、それぞれの思いが上手く相手に伝わらず噛み合わなった結果から、「恐怖」というカタチになってしまったのかも。

そして、今作では以前にも書いたんですが映画「貞子」でも今現在流行の「Youtuber」というサブテーマも取り入られている部分もあってホラー映画として、それと同時に「心霊スポットに興味半分で行ったら映画みたいになっちゃうよ」っていうメッセージ性も込められているのかなと思いました。



なので、映画の感想としては「呪怨」のように一方的に恐怖の対象「伽耶子」が登場する訳ではなく、踏み入れてはいけない見えない場所に主人公達が訪れてしまう事によりその場所の「業・怨念」をテーマにし、それらのテーマを観客に投げる手法を取り入れる事で、第3者である観客、それぞれに都市伝説でもある犬鳴村という替えがたい「恐怖心」をイメージさせられる作品だったのかもしれません。

都市伝説という曖昧な真実をベースに清水崇流に仕上げた「犬鳴村」
日本特有の不気味さを久々に実感いたしました!!

ではでは

 

最後まで読んで下さり本当にありがとうございます!!

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