今、会社で仕事をしています。
電気を消しているなか、窓からの光をたよっています。
窓際の席というのもあるのですが、意外にも外からの光で十分仕事ができるのだと知りました。
いつもは、冬なのに、会社では半そでの時もあります。
十分な暖房がきいているからです。
今は、上着をきて、ストールを巻き、分厚い靴下(持参した)をはき、十分に温まって仕事ができています。
日々、いかに贅沢な暮らしをしているかを、思い知らされます。
地震発生した日のことです。
3月11日。
いつものように編集部で仕事をしていたのですが、ふと、トイレに行こうとおもい、廊下にでました。
うしろから、同期の男の子に声をかけられて、「おつかれさま」なんて軽く会話をして、彼がエレベーターに乗ったときでした。
エレベータが突然真っ暗になったんです。
え?
何が起きたの?
と彼と目をあわせた瞬間、ビルが揺れはじめました。
彼は、エレベーターから降りて、廊下にでました。
ちょうど、編集部のココさんも廊下にでてきたので、3人で手をとりあって、揺れを耐えました。
ビルがすごい揺れている。
みしみし・・みしみし・・・
きしむような音がして、この瞬間はじめて、「怖い!」と心から思いました。
非常階段へのドアを開けると、大勢の社員が下へ向かって降りています。
私たち3人も、大慌てで下へでました。
会社の外にでると、遠くにそびえ建つセルリアンタワーが、ぐらんぐらんと揺れているのが見えました。
外にいても、地面から揺れを感じる。
会社に戻るとびっくり。
非常階段の壁もわずかながらはがれ落ちているところがありました。
すぐに、両親にメールをするけれど、送れない。
電話も通じない。
本当に恐ろしかった。
そして、その後知る、東北の惨状。
とても、とても、悲しくて、何もできない自分がやるせなかった。
その後、追い討ちをかけるように、原発のことも明らかになりました。
いろいろな情報が錯綜して、何が真実かさえ、わかりません。
ただ、百聞は一見にしかず、というように、TVが映す光景に嘘偽りはなく、とにかく非常に悲しい現実がそばで起きていることだけは確かなのです。
放射能汚染の問題は、すごく怖いです。
でも、被災地の方々を思うと、私はいまのところすぐに東京を離れることもできず、また東京の経済がまわらなくなることも怖いので、いつもどおり(慎重に行動しますが)、外食したり、お買い物したりしたいなぁと思っています。
この事態で、一番大事なのは、今後の自分の人生の責任をどうとるかを考え、自己判断で行動することだと思います。
なので、他の方々がどういう風にこの事態を乗り越えるかは個々の自由で、それは尊重すべきだと思います!
私は、慎重に、慎重に、でもなるべく普段どおりに、"今のところ"生活していこうと思います!
政府の指示で、避難勧告がでれば、その指示に従い動きます。
いまなお、余震がやみませんね…。
皆さんも、ぜひ、ご無事で!
そういえば、こんなときにナンですが、兄に二人目の子どもができたみたいです。
胸が温まる想い。
俄然、おばちゃん、頑張っちゃう!
チビちゃんが、安心して生まれてこれるように!
甥っ子ちゃん、ついにお兄ちゃんだね。
甥っ子は、停電のとき、「クリスマスなの?」と勘違いしたそうです。
そして、「パパが電気消したんだよ~」と言っていたそうです。
子どもに癒される。。ありがとうね。
最後に、東北大震災でお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈りいたします。