先日、とある女性のクライアントさんから、
こんなご相談を受けました。
「15歳年下の彼がいるんだけど、
年が離れすぎていて彼の考えていることがよく分からない・・・」
不思議なことに、
クライアントさんは15歳年下の彼のことを話してらっしゃるのに、
別の同じ年頃の男性がチラチラと見えたのです。
そのことをお伝えすると、
実はその方は6年前に離婚されたそうです。
高校生の時からの付き合いだった、息のあったご主人。
会社を経営され、三軒目の店舗をオープンされた矢先でした。
突然、「好きな彼女ができたから、別れてほしい」
と、離婚届けを渡されたのだそうです。
「勝手な話だというのは分かっているから、
君の今後の生活の面倒はちゃんと見る」
ということをご主人はおっしゃられ、
付け入る隙がなかったようです。
ご主人の恋人は、水商売の女性だったそうです。
その後、ショックから仕事も手付かず、
心療内科に通われてたこともあったそうですが、
復帰し、彼氏もできたクライアントさん。
しかし、心の奥底では、
前のご主人のことがまだ引っかかっている状態だったのですね。
離婚届も、実はまだ提出できていないのだそうです。
クライアントさんと前のご主人のご関係を見てみると、
なんと過去世で仲の良い『姉妹』だったことが分かりました。
そう、前のご主人は、前世では女性で、クライアントさんの妹だったのです。
そのことをお伝えすると、クライアントさんはすごく納得をされました。
思い返せば、
ご主人のことは愛しているし一緒にいるとすごく楽しいけれど、
男として感じられることが少なかったのだそうです。
ご主人の魂は、
「今世は男として生きていきたい!」
と強く願っておられました。
ところが、
クライアントさんは、
過去世で妹だったご主人を男として意識できず、
どちらかというと一人前の男として扱うことをしてこなかったそうです。
ご主人はそこを壁に感じて、
「男としてちゃんと見てもらえるところに飛び込んでみたい!」
と思われて、
男としての自信をつけるために、
クライアントさんと別れる決断をなさったようでした。
前世でのご主人との関係が分かったクライアントさんは、
「すごく心が軽くなった」
と、おっしゃっていました。
なにかいいことが特別起こったわけではないけれど、
すごくいいことが起こったかのような高揚感がある、
ということもおっしゃられました。
そう、前世のことが分かると、
心が解放されてくるのです。
心が解放され、軽くなり、
「年下の彼氏もいいけれど、
やはり私に必要なのはあの人(前のご主人)」
ということにも気づいたクライアントさんは、
「復縁をしたいけれど、どうすればいいでしょう?」
と、おっしゃられました。
クライアントさんの前のご主人のアカシックレコードを見てみると、
ご主人もまた、同じような思いを抱いていることが分かりました。
お二人の未来を見ると、
白を貴重とした窓の大きなリビングが見えて、
ソファで座り、笑い合っているお二人の姿が見えました。
そのことをお伝えすると、
「それ、家です!」
と、クライアントさんは嬉しそうにおっしゃいました。
実は、前のご主人から飲み会の誘いがあったこともあるらしいのですが、
クライアントさんはプライドと意地が邪魔して無視していたのだそうです。
「そのメッセージに、返信してみることからはじめてください」
とお伝えしました。
そして、復縁して幸せになるためには、
「今度は男として生まれたご主人を、尊重することを大切にしてください」
ということもお伝えしました。
過去世や過去がどうであろうと、
未来は新しく作っていくことができます。
大事なのは、過去を受け入れ、
自分の今の気持ちに正直になり、
自分を幸せにすることを宣言すること。
このクライアントさんも、
これからきっと、
ご主人と新しい扉を二人で開き、
「お互い尊敬し合える」本物の愛を育んでいかれるでしょう。