「ブログは書ける時に書こう.」と言う,自らの方針の転換によって,早速,本日は,2編目をアップさせて頂く.
アメリカンリーグ東地区は今年もレッドソックス,ヤンキースの2強を軸に展開する様相になってきた.一時,出遅れたヤンキースも,連勝によって5割復帰、ブルージェイズの息切れと伴に,例年通り,レッドソックスとのマッチレースの雰囲気が漂ってきている.個人的には若手中心のレイズに頑張ってもらいたいが,岩村を始め,今シーズンは故障者が多く,苦しい事情が伺える.
ところで,今年の両チームのラインナップを見ていると,ある変化に気づく.レッドソックスでは,オルティーズ,ラミレスの両長距離砲の名前がなく(正確にはオルティーズはいるが絶不調),ペドロイア,ユーキリス,ベイ,ドリュー,ローエルと言った,3割,20本,100打点を打てる中距離ヒッターが名を連ねる.一方ヤンキースにも変化が伺える.長距離打者と言えるのは,タシエラとA‐ロッドだけで,その前後をジーター,デーモン,カノー,カブレーラ,スイッシャーなどの“足”のある,スピード系の選手が固めている.以前は,ジオンビー,シェフィールド,セックソンと言った一発屋の名前があったが,今はその影はない.
両チームに起こっている変化は,偶然ではなさそうだ.ましてや,エプスタイン,キャッシュマンの両GMが,計画なしに事を運ぶことは考えにくい.この変化の根底には,ステロイド系薬物の問題が存在する.「実は,大リーグには、高打率,大量打点を安定してたたき出せるスーパー長距離砲はいなかった.」と言う認識があらたになったのだ.ボンズ,ソーサ,マクグァヤー,カンセコ,パルメイロ,ジオンビー,A-ロッド,そしてラミレス・・。彼らスーパー長距離砲は,全て薬の恩恵を受けていた.GM達が,その事実をあらためて認識した時,現代ベースボールにおける攻撃の良策が変わった.現在の長距離砲,ハワード,プリンス,ダン,ペーニヤ達は,ホームランも放つが,打率は,皆2割5分前後である.実は,これがメジャーの長距離砲なのだ.スーパー長距離砲は“夢”の中の話だったことを,GM達は改めて認識したのである.
結びに,話が少しそれるが,今,大リーグファンの切なる願いは,「君だけは薬を使ったと言わないでくれ.君を信じられないなら,誰を信じろと言うんだ!」と言う絶叫である.この声が,いったい,グリフィーにどう届いているだろうか.