映画日記2024.36.劇場版名探偵ホームズ
を観た。
この頃の宮崎駿監督は素晴らしい。それが最近は…。幼女戦記の主人公みたいに「どうしてこうなった!?」
と叫びたくなる。
何で犬人間?なんて野暮なツッコミは無しで。こういうのは多分ディズニーの影響だと思う。あとお子様向けにコミカルに仕上げるには、犬人間の方が良かったんだと思う。
変な尺稼ぎがないから、テンポ良くストーリーが進む。更に声優もみんな上手いから、観ていて飽きない。ダ・カーポの歌も作品にマッチしていた。
こういう「名作」をアレンジしたアニメ、この頃は多かった。ハウス世界名作劇場
もそうだし、NHKもアニメ三銃士
など数多くの「良作」を放送した。当時は「ウケる」ことだけでなく、「子供たちのために」とか「質の高い作品を」という意識がまだ制作サイドにあったんだと思う。それが今は・・・。
あと、この作品で一番人気があったキャラクターはホームズでもワトソンでもモリアーティでもなくハドソン夫人だったんだと思う。1986年のTVシリーズから選ばれた2つのストーリーは、多分そのことを示している。
こういった「良作」が、また脚光を浴びる日が来ることを願う。そしてまたこれらの作品に続くものが出てくることを強く願う。