映画日記2019.106.ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD
を観た。
レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット主演。
なんかやけに漠然としたタイトルだな~と思っていたら、その通りの漠然とした内容だった。
2年前に観た「ダンケルク」に近い印象。作風もそうなんだけど、多分日本人とアメリカ人では全く違う印象を持つと思う。そういう意味でも似てる。
この作品は「シャロン・テート殺人事件」をアレンジしたもの。だからタランティーノ監督は観客全員がシャロン・テート殺人事件を「知っている」前提でこの映画を作った。だから、これだけのアレンジを加えたんだと思う。この事件は「誰でも知っている」から、そのまま作ってはいけない。どのように演出するかが評価のポイントになる。
日本だと「戦国時代」や「幕末」みたいな感じ。みんな何があったか知っているし、映画、ドラマ、更には漫画も山ほど存在する。そうなると作品を評価するポイントは何になるのか、を考えてみたら言いたいことは理解できると思う。
一見無関係そうなんだけど、実はどこかで繋がっている。風が吹けば桶屋が儲かる、みたいな繋がりが実は社会には多くある。で、一つの時代を作っている。言いたいことはそんなところかなと思う。
だから、タイトルも漠然としたものになったんだと思う。
日本人でこういうスタイルの作り方をする人はなかなかいない。そういう意味では新鮮で面白かった。ちょっと長いけど。