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ACE BOXING CLUBです。
指導が独特なのが特徴です
先ずはコナミさんが当ジムのトップバッターです
アップ開始
シャドーはキレがありいい動きでした
1分ほどシャドースパーリングをしましたが反応も良く、今日の気合いの入りようが伺えました
ミットもいい感じでした
バシンッ
と
コンディションは上手くいっています
少し違ったといえば息切れがいつもより少し早かったかな
といった感じです
そこは休憩を長めにしたり、精神統一に時間をかけて微調整です。
そしてリングイン直前の円陣で一気に気持ちを上げます
迷いのないスッキリ
した状態でリングインです
今回の試合はなでしこファイトタイトルマッチそしてデビュー戦の相手との再戦でもあります。
相手はガラッと戦法を変えてくるという予想や、その予想は大体は合っていましたが、その中でやってきたボクシングを展開するというのが想像以上に難しかったようです
2Rまで終え、互角の内容です。取っているとも取られているとも見れそうです
残る全エネルギーを振り絞って3Rにいきます
対戦選手はガンガン前に出てきます。コナミさん力強いアッパーをお見舞していきます👊
下からクリーンヒットを奪っていましたが、前に前にくるので後ろに下がらされている印象でポイントに繋がったか
勝負は判定に
最初は
29-28
で１ポイント先取
残り２ポイントは相手支持ということで
1-2のスプリット判定で負けました
試合が終わればコナミさん、相手を称えます
リベンジされたので、リベンジ返しを誓いました
この辺りのメンタルはさすがです
続いて当ジムラストはナカオさん
全体でもラストの１つ前です
今日がナカオさんのファイナルファイトです🥊
最後の円陣はナカオさん自らが掛け声を出す
というものです
約10年の想いの詰まったおやじファイト。
魂の叫び声をあげます
会場でやること全てが最後の作業です
リングインの入場曲はファイナルカウントダウン。
まさかの選曲でした
私が現役時代にも使用したことがある入場曲でナカオさんのファイナルファイトと想いが重なってちょっと泣きそうになりました
試合内容はハッキリ言えば一方的でした……
いきなりの右ストレートを被弾させられたり、カウンターを狙っても読まれている等
鼻血も出て、ダウンも奪われ、ダメージも大きい
諦めた訳ではありませんでしたが、私の仕事は選手をリングから無事に降ろすこと
次のラウンドはタオルを握りしめた状態で、選手の様子に注視しました
タオル投入を決意した時に試合がストップされました。
KO負けです
2R KO負け
ナカオさんの現役生活が終了しました
今回で対戦相手のタカダ選手との対戦成績は
4戦4敗
全戦全勝の選手がいれば勝った数だけ、負けた人のストーリーもあります。
全戦全敗もしくはそれに近い戦績の人もいます
競技である以上もちろん勝者にスポットが当たるべきですし、そこにフォーカスされるべきです。
ただ、負けた試合だから人の心が動かないというのは別の話。
当ジム会員様もその想いを間近で観て感じたと思います。
勝利者インタビューで、敗者であるナカオさんにもマイクがまわされました。今大会がラストマッチと知っていて運営からの計らいでした。
そこにはナカオさんのことを全く知らない人も、10年間おやじファイターとして生き抜いてきた漢の言葉に拍手が送られていました
試合後に
「やっぱりタカダさん強かったなぁ〜。越えたかったけど越えられん壁もあるなぁ〜」
としみじみ言っていたのが印象的でした
上の写真は試合直前に撮ったものです。
私は普段は絶対にやってほしくないことですが、過去3回も戦って相手の手の内、性格も知っている者同士が決めたことに外野が口を挟むのは無粋と感じました。
結果に何も影響はありません
勝者には勝者の物語があるでしょうが、私は当ジム所属の方の物語しかわからないのでここまでです
こうしてナカオさんの
OFBは幕を下ろしました
今大会
2戦2敗
通算戦績
23勝（6KO）18敗（3KO）
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