病院に着くととても空いていた。
コロナのせいと、外来がお休みだったから。
駐車場近くに停めれて良かった
PCR検査をして病棟へ。
先生から手術の説明を受ける。
・ドナーさんの肺を取りに行き、状態確認。
ここで状態が良くないとして移植中止も
あり得る
・GOが出れば関係者会議後に、手術室へ
・術前から免疫抑制剤は投与
・手術は8-12時間程度(人による)
・出血が止まらなかったりして、
手術した後に再度手術室に戻ったりすることも
・両肺移植なので胸を横に大きく開く
・あまり書けないけど、肋骨も開いて
人工心肺を回す
・血栓や合併症のリスクは沢山あるけど、
術式は至って定型的とのこと
手術の詳細は、大事なんだけど実際うちの子が
そうされると具体的に考えると卒倒しそうに
やるので極力具体的には考えず。。
僕らにできることを考える。術後どうケアできるかとか。
さらにいまコロナ禍なので。。
・ICUは面会謝絶。全く会えない
・1-3週間程度ICUに入る
これが本当に辛い
なぜなら、、
ウチの子は、1歳半まで入院してたから発育が遅い
ものの、在宅ケアに切り替えたあとはみるみる成長。
最近は呼吸器を外しまくり、家中を歩き回って、
ボールプールにダイブ
おもちゃを僕に持ってきて操作させたり、
在宅勤務してると僕の真似をして、傍にやって来て
ボールペンで何かを書き始めたり

だからこそ動きたいだろうし、僕達両親にも会いたい
だろうし
言葉が未だほとんど理解できないから看護師さんに
色々と要望も言えないだろうし
あー、書いてて辛くなってくる。
まずは何より手術の成功が第一なんだけど、
その後も不安で不安で。。
他の移植患者さんのブログ見てるけど、
その後の生活も色々と考えなきゃいけないしな。。
で、話は戻り。
ICUにはおもちゃも少しは持っていけるので
お気に入りのアンパンマングッズを
(頼むぞ、やなせたかし)
説明後は、点滴を刺したり、当日の段取り聞いたり
したあとは特段何もなく。翌日の手術に備えるのみ。
当日は絶飲食。前日からうちの子供ちゃんは
病院食がお口に合わないのか、あまり食べて
くれなかったけど。。
妻は付き添いで病院泊まり、僕は病院施設で宿泊
色んな人にラインして、励ましてもらいました
どこかの家族がお子さんを看取っている
こともとても考えました。
ドナーの方へ直接会えないけど、本当に本当に
心の底からありがとうと
伝えたい。とてもとても難しい大変な判断だと
思います。
その命をしっかり繋いで行けるよう、僕達家族は
全力で生きていこうと思います。
僕も自分が亡くなったら臓器提供する意思を
示してます。使い物になるか分からないけど。
話は戻り。
たくさんの同意書に署名して当日を迎える。
うちの子は何も分かってない様子。
会いにいくと普通に抱きついてきて、
すぐ僕に飽きてアンパンマンの動画みて。
分からない方が良いのかも。大人でも怖いんだから。
そうそう、病院の共用子供ルームがスゴかった
すごく広くておもちゃだらけ
DVDも、百枚くらいあって。うちの子はずっと
アンパンマン見てました。
(ありがとう、やなせたかし)
そして手術室へ。麻酔が効くまで妻が手術室で
付き添う。
絶対に良くなる。幸せな生活が始まる。
そう信じて見送った。
生後すぐの手術のときと同じ光景。
あのときと同じ。
手術室で見送ったあとは、
必ず泣いてしまう。