第19回:中世ルネサンス文学(’14)② | 放送大学院学習の記録~教養の意義を問い続ける旅路~

放送大学院学習の記録~教養の意義を問い続ける旅路~

2015年4月に修士選科生としてスタート。教養とは何か、なぜ必要なのか、人文学を通して追求していきます。

この試験は、先に述べたように、論述式です。各担当教員から出された論題に1000字程度で解答します。

 

中間添削指導では、「アーサー王物語」の中の好きなエピソードを選んで、その面白さを論じるというものでした。

 

私は「荷車の冒険」というランスロットの話を選び、そこに単なるアドベンチャーでなく、中世騎士を通して描かれる人間観、社会観が出ているというようなことを書きました。

 

単位認定試験では、中世ルネサンス期の検閲について論じる問題を選択しました。テキストで取り上げられたテーマでしたが、書いているうちにまとまりがなくなり、焦りました。

 

検閲は、教会や王権が自分たちの権威を守るために行った思想統制です。それを非民主的な行為として批判する論を展開しても意味ないような気がしました。しかしどう論ずるか決めあぐねてしまいました。

 

なんとか試験時間内に書き終わりましたが、どこか論点がぼけてしまった感があり、不完全燃焼でした。50分1000字は結構厳しかったです。

 

講義にせよ、テストにせよ、難しかったですが、内容は興味深いものばかりでした。引き続き深めていきたいと思います。