コートジボワール訪問紀「入出国編」 | 52歳で実践アーリーリタイア

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52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

日本では「コートジボワール」はおろか「西アフリカ」という地域でも「観光ガイドがない」という海外旅行としては、相当にマイナーな地域。

なので「これからいってみたい」という希少な方にとっても参考になるよう「技術編」としての「入出国編」含め、「観光」「サッカー観戦」の三つに分けて紹介したいと思います。

なお、西アフリカは、東アフリカや南部アフリカのように野生動物が豊富なエリアではありません。ワイルドライフとしてのゾウ・ライオンやクジラなどの野生動物を期待する方には、期待はずれになりますので、要注意です。

一方で、コートジボワールは、治安も素晴らしく良く(といっても注意は必要)、日本とは全く異なる別世界なので「非日常を味わう」という意味では、最高の海外旅行体験ができること間違いなしです。

したがって、サッカー観戦がなかったとしても、十分に行く価値があると思います。

 

 

▪️ビサの申請

コートジボワールを訪れるには、二つのハードルがあります。一つは「ビザ」

ビザは、E VISAとなっており、事前にネットで申請し73ユーロ支払います。

 

 

申請には、ユーロ支払いの他、滞在する宿泊先の予約完了を証明するメールなどの電子書類と航空チケットの電子証明の添付が必須。

したがってホテル(私の場合は友人の証明書)と利用したエチオピア航空のEチケットを添付しました。

そうすると後日、メールにて添付の受け入れを許可する書類が送られてきます。

これを印刷(電子でもOK)して入国時に提示(私の場合は宿泊先が友人宅だったので色々面倒なことあり)。

 

<ビザ許可証のサンプル>

 

コートジボワールを訪れるには、二つのハードルがあります。<br /><br />一つは「ビザ」<br /><br />ビザは、E VISAとなっており、事前にネットで申請し73ユーロ支払います。<br /><br />https://snedai.com/e-visa/<br /><br />申請には、ユーロ支払いの他、滞在する宿泊先の予約完了を証明するメールなどの電子書類と航空チケットの電子証明の添付が必須。<br /><br />したがってホテル(私の場合は友人の証明書)と利用したエチオピア航空のEチケットを添付しました。<br /><br />そうすると後日、メールにて添付の受け入れを許可する書類が送られてきます。<br /><br />これを印刷(電子でもOK)して入国時に提示(私の場合は宿泊先が友人宅だったので色々面倒なことあり)。<br />

 

▪️イエローペーパー

もう一つは「イエローペーパー」。正式名称は「予防接種または予防薬の国際証明書」。

ワクチン接種が受けられる診療所にて接種予約の上、伺う。私の利用した診療所は東京八重洲の「公益財団法人 日本検疫衛生協会東京診療所」

 

 

イエローペーパーをもらうには「黄熱病」のワクチン予防接種が必要になるのです。

そのほか、私の場合は「狂犬病」「三種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)」のワクチン接種。黄熱だけで23,000円、狂犬病で2回分37,000円、三種混合6,000円、と予防接種だけで合計66,000円かかってしまいました。

「狂犬病は罹患すると100%死亡する」という恐ろしい感染症ですが、料金も高く、国内でも「まず犬に噛まれることってそうそうない」ので、この辺りは接種するかどうか、はよくよく考えて摂取すべきかもしれません。

ちなみに黄熱病のイエローペーパーは、一度発行すると無期限有効なので、今後イエローペーパーが必要な国に訪問する際も有効になります。

なお黄熱病ワクチンは抗体ができるまで10日間ほどかかるので、入国前10日以上前の接種が必要となります。

 

<イエローペーパーのサンプル>

もう一つは「イエローペーパー」。正式名称は「予防接種または予防薬の国際証明書」。<br /><br />ワクチン接種が受けられる診療所にて接種予約の上、伺う。私の利用した診療所は東京八重洲の「公益財団法人 日本検疫衛生協会東京診療所」<br /><br />https://www.kenekieisei.or.jp/vaccination/<br /><br />イエローペーパーをもらうには「黄熱病」のワクチン予防接種が必要になるのです。<br /><br />そのほか、私の場合は「狂犬病」「三種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)」のワクチン接種。黄熱だけで23,000円、狂犬病で2回分37,000円、三種混合6,000円、と予防接種だけで合計66,000円かかってしまいました。<br /><br />「狂犬病は罹患すると100%死亡する」という恐ろしい感染症ですが、料金も高く、国内でも「まず犬に噛まれることってそうそうない」ので、この辺りは接種するかどうか、はよくよく考えて摂取すべきかもしれません。<br /><br />ちなみに黄熱病のイエローペーパーは、一度発行すると無期限有効なので、今後イエローペーパーが必要な国に訪問する際も有効になります。<br /><br />なお黄熱病ワクチンは抗体ができるまで10日間ほどかかるので、入国前10日以上前の接種が必要となります。<br /><br /><br /><br />

 

▪️出国編

出発は、成田空港第一ターミナルかrたエチオピア航空。往復の費用約21万円。

 

成田空港→2時間半→仁川空港(韓国)→13時間→ボレ国際空港(エチオピア)→3時間→アビジャン(コートジボワール)

 

の行程。個人的に「ワンワールドグループ」ユーザーなので、第1ターミナルは久しぶりです。

 

出発は、成田空港第一ターミナル。個人的に「ワンワールドグループ」ユーザーなので、久しぶりです。<br /><br />コートジボワールのアビジャン行きのボーディングパスをもらうには、やはり先ほど説明したビザ発行の許可証が必須となります。

コートジボワールのアビジャン行きのボーディングパスをもらうには、やはり先ほど説明したビザ発行の許可証が必須となります。

 

韓国に実効支配されているからなのか、竹島は「ドッコ」の表示ですが、日本人的には「竹島」表示にしてほしい。

 

韓国に実効支配されているからなのか、竹島は「ドッコ」の表示ですが、日本人的には「竹島」表示にしてほしい。

 

仁川から食事を持ち込んだらしく、意外に美味しいキムチがつきます。

 

仁川から食事を持ち込んだらしく、意外に美味しいキムチがつきます。

 

同じ機材ですが、成田→仁川では、乗客の8割ぐらいが韓国行きの方。仁川経由でのアジスアベバ行きは、少数派です。<br /><br />仁川までは、約2時間半。<br />

同じ機材ですが、成田→仁川では、乗客の8割ぐらいが韓国行きの方。仁川経由でのアジスアベバ行きは、少数派です。

仁川までは、約2時間半。

いったん仁川で降りてまたすぐに同じ機材に乗りますが、<br /><br />荷物を置いておくことができず、すべて持って乗り換えとなります。

 

いったん仁川で降りてまたすぐに同じ機材に乗りますが、荷物を置いておくことができず、すべて持って乗り換えとなります。

 

そして仁川でのエチオピア、アジスアベバ行きの飛行機。<br /><br /><br />

そして仁川でのエチオピア、アジスアベバ行きの飛行機。
 

ここからが長い。<br /><br />アジスアベバまで、13時間15分です。

ここからが長い。

アジスアベバまで、13時間15分です。

エチオピ航空の機材は、日本語対応していませんが、映画の中には日本語吹き替えも多くあるので、映画鑑賞に困ることはありませんでした。

エチオピ航空の機材は、日本語対応していませんが、映画の中には日本語吹き替えも多くあるので、映画鑑賞に困ることはありませんでした。

 

全般的にエチオピア航空の食事は美味しくいただきました。

全般的にエチオピア航空の食事は美味しくいただきました。

 

ワッフルの朝食。

ワッフルの朝食。

 

翼の塗装が剥がれていて、この辺りは日系の飛行機会社とはだいぶ違います。

翼の塗装が剥がれていて、この辺りは日系の飛行機会社とはだいぶ違います。

 

やっとアジスアベバのボレ国際空港に到着。

やっとアジスアベバのボレ国際空港に到着。

 

エチオピア航空はアフリカ最大の飛行機会社で、ボレ国際空港がアフリカ最大級のハブ空港になっています。

エチオピア航空はアフリカ最大の航空会社で、ボレ国際空港がアフリカ最大級のハブ空港になっています。

 

国際乗り換えに沿って、行ってセキュリティーを通過すると、新しいゲートに行けます。

国際乗り換えに沿って、行ってセキュリティーを通過すると、新しいゲートに行けます。

 

至って簡単。乗るのはアビジャン行きET935便。<br />

至って簡単。乗るのはアビジャン行きET935便。

 

<br />おおよそ3時間弱の乗り換え時間。

おおよそ3時間弱の乗り換え時間。

 

アビジャンにはアジスアベバから、3時間ちょっと。

アビジャンにはアジスアベバから、3時間ちょっと。

 

 

やっとアビジャン、フェリックス・ウフェ=ボワニ空港到着。<br /><br />飛行機正味時間19時間、移動時間は合計24時間かかった長旅でした。<br /><br />まず取り掛かるのは、Eビザ申請許可書によるビザ発行手続き。空港を降りると、そのままイミグレーションに行くのではなく、EVISAという看板の部屋に行きます。

やっとアビジャン、フェリックス・ウフェ=ボワニ空港到着。

飛行機正味時間19時間、移動時間は合計24時間かかった長旅でした。

まず取り掛かるのは、Eビザ申請許可書によるビザ発行手続き。空港を降りると、そのままイミグレーションに行くのではなく、EVISAという看板の部屋に行きます。

 

そうすると順番に申請書をチェックして二次元バーコード(QRコード)を係員が読み込み、個別に写真撮影。<br /><br />しばらくすると、ビザが完成して、そのビザをパスポートに貼ってくれます。<br /><br /><br />入国審査の前に

そうすると順番に申請書をチェックして二次元バーコード(QRコード)を係員が読み込み、個別に写真撮影。

しばらくすると、ビザが完成して、そのビザをパスポートに貼ってくれます。

入国審査の前に

パスポートにビザを貼って貰ったら、黄熱病予防接種証明の「イエローペーパー」とパスポートを用意して入国審査、という流れ。<br /><br />そしてスーツケースの引き取りですが、私の場合は30分ぐらい待たされたので、ここで相当時間がかかる場合があると思っていていいと思います。

パスポートにビザを貼って貰ったら、黄熱病予防接種証明の「イエローペーパー」とパスポートを用意して入国審査、という流れ。

そしてスーツケースの引き取りですが、私の場合は30分ぐらい待たされたので、ここで相当時間がかかる場合があると思っていていいと思います。

やっとこさで、空港を出発。<br /><br />都市部に向かうには、UBERでの利用もいいですが、安くて車が多いのは「YANGO」というロシア系のカーシェアサービス(私の場合は知り合いの送迎)。<br /><br />現地在住の日本人の方も移動には、カーシェアサービスを利用する場合は、ほとんど「YANGO」を利用するそうです。

やっとこさで、空港を出発。

都市部に向かうには、UBERでの利用もいいですが、安くて車が多いのは「YANGO」というロシア系のカーシェアサービス(私の場合は知り合いの送迎)。

 

 

現地在住の日本人の方も移動には、カーシェアサービスを利用する場合は、ほとんど「YANGO」を利用するそうです。

 

とはいえ、タクシーも「これどもか」とばかりに多いのでタクシー利用もOK。<br />タクシーはほぼ全てメーターは、ついていません(私の知っている限り)。<br /><br />乗車前に都度都度の値段交渉になるので、事前にUberやYANGOで、相場をチェックした上で、金額交渉するとOK。<br /><br />コートジボワールでは、公用語はフランス語で、ホテル等の場所以外ほとんど英語は通じません。<br /><br />したがってグールルマップ等で行き先を見せた上で、スマホの計算機で金額を表示すれば、ドライバーも理解してくれます。<br /><br />金額が折り合わなかったら、そのままNOといえばいい。流しのタクシーはたくさんいるので、どんどん新しいタクシーと交渉すればいいと思います(日本と違って、ほぼ買い手市場)。<br /><br />https://yango.com/en_int/<br /><br />私も街の移動は全てこの方法でタクシー利用していました。

とはいえ、タクシーも「これどもか」とばかりに多いのでタクシー利用もOK。
タクシーはほぼ全てメーターは、ついていません(私の知っている限り)。

乗車前に都度都度の値段交渉になるので、事前にUberやYANGOで、相場をチェックした上で、金額交渉するとOK。

コートジボワールでは、公用語はフランス語で、ホテル等の場所以外ほとんど英語は通じません。

したがってグールルマップ等で行き先を見せた上で、スマホの計算機で金額を表示すれば、ドライバーも理解してくれます。

金額が折り合わなかったら、そのままNOといえばいい。流しのタクシーはたくさんいるので、どんどん新しいタクシーと交渉すればいいと思います(日本と違って、ほぼ買い手市場)。

私も街の移動は全てこの方法でタクシー利用していました。

ちなみに空港からアビジャンの中心地プラトーまでだと、3000~4000CFA(日本円換算750円ー1,000円。1CFA=0.25円)が相場みたいです。<br /><br />ネット利用に関しては楽天モバイルの海外利用できないエリアだったので、eSIMの Ubigiを利用。<br /><br />https://www.ubigi.com/ja/<br /><br />3GB3700円で、9日間で6GB使用。<br /><br />通常のSIMであれば、現地で買えば、もっと安く済むそうですが面倒だったのでそのままeSIMを利用しました。

ちなみに空港からアビジャンの中心地プラトーまでだと、3000~4000CFA(日本円換算750円ー1,000円。1CFA=0.25円)が相場みたいです。

ネット利用に関しては楽天モバイルの海外利用できないエリアだったので、eSIMの Ubigiを利用。

 

 

3GB3700円で、9日間で6GB使用。

通常のSIMであれば、現地で買えば、もっと安く済むそうですが面倒だったのでそのままeSIMを利用しました。

さて、ここからは帰国編です。

さて、ここからは帰国編です。

 

朝のラッシュ時間だったので、タクシーで4,000CFAで空港まで行きます。プラトーからはおおよそ40-50分ぐらいだったか。

朝のラッシュ時間だったので、タクシーで4,000CFAで空港まで行きます。プラトーからはおおよそ40-50分ぐらいだったか。

 

外国人と見ると、セキュリティーの方が呼び止めて別室に連れて行かされ、荷物の中に持ち出し不可の革製品だとか、禁制品としての動物・植物関連のものを持っていないかどうか、チェックされました。<br /><br />私の場合は、その類のものはなく、購入したアカン族の仮面だとか、アフリカファブリックの小袋などのお土産を見せて無事完了。

外国人と見ると、セキュリティーの方が呼び止めて別室に連れて行かされ、荷物の中に持ち出し不可の革製品だとか、禁制品としての動物・植物関連のものを持っていないかどうか、チェックされました。

私の場合は、その類のものはなく、購入したアカン族の仮面だとか、アフリカファブリックの小袋などのお土産を見せて無事完了。

アジスアベバ行きの機材に乗り込み、

アジスアベバ行きの機材に乗り込み、

 

無事、アビジャンを後にしたのでした。

無事、アビジャンを後にしたのでした。

 

食事もアビジャン発でも、そこそこ美味しくいただきました

食事もアビジャン発でも、そこそこ美味しくいただきました。

 

大気圏の上限に届きそうな雲。この辺りの高度は1万メートルぐらい、ということですね。

大気圏の上限に届きそうな雲。この辺りの高度は1万メートルぐらい、ということですね。

 

復路のボレ国際空港での乗り換えも、全く往路と同じ流れなので、まったく問題ありませんでした。

復路のボレ国際空港での乗り換えも、全く往路と同じ流れなので、まったく問題ありませんでした。

 

そして仁川経由、成田行きの飛行機を待つ。

そして仁川経由、成田行きの飛行機を待つ。

 

ここからが長い。でも帰りは偏西風の順風になるので、行きより2時間ぐらい早い11時間ちょっとの飛行時間です。<br /><br />

ここからが長い。でも帰りは偏西風の順風になるので、行きより2時間ぐらいはやい11時間ちょっとの飛行時間です。
 

エチオピアからの食事も、特に問題なし。

エチオピアからの食事も、特に問題なし。

 

 

 

やっと仁川に到着して、乗り換えしますが、韓国に来ただけで日本に帰ったような安心感がありました。<br /><br />

やっと仁川に到着して、乗り換えしますが、韓国に来ただけで日本に帰ったような安心感がありました。
 

やっぱりアフリカは遠いですね。でもまったくの異世界感で、海外旅行としてのその価値は相当に高いと思います。<br /><br />そして、地元のラーメン屋でホット一息つきました。

やっぱりアフリカは遠いですね。でもまったくの異世界感で、海外旅行としてのその価値は相当に高いと思います。

そして、地元のラーメン屋でホット一息つきました。