今年(2023年)の資産運用の検証と今後の方針 | 52歳で実践アーリーリタイア

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52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

2023年も12月30日に至り、私の年間目標実質利回り「3-3.5%」に対して、

 

今年の利回りは「+14%」、インフレ率3%加味で実質「+11%

 

と大幅な超過となりました。昨年は「ー2%」だったのですが、今年は思いっきり回復してしまいました。

 

そして私がアーリーリタイアして以降、直近4年間の平均利回りは「6.3%」なので、想定を超える成績となっています。

 

来年はインフレ率1.5ー2%で落ち着くのでは、との予想が多いので、これに目標実質利回りの3−3.5%を加算して、4.5%5.5%の利回りで運用できれば、おおよそ資産を目減りさせずに生活できそうです。

 

今年の利回りが良かった原因は、インデックスファンドの日本株TOPIX+28%、全世界株+30%、米国株S &P500+34%が全体を押し上げてくれたから。

 

やはり株式をある程度ポートフォリオに組み込んでおかないと、上昇局面でその旨みを取り込むことができないんだな、と改めて実感(逆にリーマンショックの時、米国株は▲46%暴落したのは知っておいた方がいい)。

 

■ポートフォリオ

私の現時点のポートフォリオは以下の通り。

 

 

■外貨比率

米ドル74%、日本円26%、と日本株のシェア拡大(+3ポイント)若干日本円のシェアが上昇(+2%)。

 

特に日本株がこんなに上がるとは想定外で、個人的に日本にあまり期待できないとはいえ「為替影響ゼロ」という意味では、外国株よりも安全な日本株もある程度保有しておくべきだなと思います。

 

お付き合いしている金融関係者も、1年前は日本株ネガティブだったはずが、総じて春先ぐらいから日本株ポジティブに転じたので、同時期ぐらいから日本株TOPIXのインデックスファンドを大幅に買い増ししたのも良かったかなと思います。

 

■バランス型

損失抑制型のバランス型投資信託は、オーケストラファンドのみの保有に切り替え、今年は一気に回復して年間+10.5%でした。

 

資産の一部を運用していた「投資のソムリエ」は、△12%で損切り。やはりアクティブ型の投資信託は運用が難しい。

 

■今後の方針

2023年は、日本株が大幅に回復する、という「将来は誰にもわからない」という結果を証明する年でした。

 

個人的には、まだまだリスク資産暴落時の防波堤となる「」のシェアが低いので、多めになっている先進国債券や各国の株式を売却して、これまで通り金を現状の2.9%から、10%弱まで、2年ぐらいのタームで徐々に買い進めようと思っています。

 

あとは、新NISAへの切り替えですが、特定口座の世界株の一部を売却し、不足している「金ETF」と「先進国リート」の買い増しに加え、円建てシフトの一環で手数料が低い「日本株TOPIX」への特定口座から新NISA口座への切り替え予定。

 

*成長枠240万円=金ETF+先進国リート

*積立枠120万円=日本株TOPIX

 

2024年は「日銀がとうとう金利正常化の方向に向かう」という専門家と「そもそも日銀は金利を上げられない」という専門家がいて、双方どっちが当たるかは不明。ちなみに日本政府は国債の金利を1.9%想定で来年度予算組み。

 

一方で米国FRBは金利の引き上げはそろそろ終了するのでは、とも言われ、こちらも「どうなるか」は、相変わらずまったくわからない状況。こちらは米国雇用状況で大きく変動するとのこと。

 

ハマスの先制攻撃も、全身全霊をかけてハマスの動きをモニタリングしていたイスラエルの諜報機関でさえ予測できなかったのです。

 

要するに、遠い将来の経済成長はある程度予測できますが「近い将来の経済状況は誰にもわからない」という、いつものセオリーは今後も同じ。

 

その観点からも「先進国債券や各国株式から一部を金にシフトするのは妥当かな」と素人ながら思っているのですが、地政学的に不安定な状況下、これは誰にもわかりません。

 

やはり、何が起きてもいいように、さまざまな金融商品にバラバラに分散しておくのが原則かな、と思います。