今節は、ジェフの攻撃時の強みとも言える両サイド田中・日高の強力な推進力が欠落してしまったというのが、試合全体の困難さの要因だったと思います。
試合内容的には、明らかにヴェルディの方が上回っていましたから。
代わって務めた左アイドバックの佐々木のフィードは、いつも通りの正確さと的確さで素晴らしかったもののやはりタテへの推進力は苦手。右サイドハーフの高木も残念ながら彼の良さは発揮されず。もっと仕掛けて前に行きたかったところですが、思うようにいきません。
やはりサイドの突破力という点では、ヴェルディに押し込まれる原因になってしまったかもしれません。
そんな劣勢の中、ジェフ側にとってドゥドゥの個人技とリフレクションという偶然が重なって2点先取。
そして試合の流れを大きく変えたPK失敗でしょう。
ここで一気にヴェルディの攻勢は勢いを増し、止められずにどんどんラインは下がり、結果として3失点しても致し方ない状況に追い込まれます。
そこで重要なのが、試合の流れを断ち切る采配。
小林監督も最後の局面では迷ったようなコメントをしていましたが、やはり選手たち自身で試合の流れを変えられない状況においては、サイドの選手に指示したり、最後の一人選手交代するなどして試合の流れを一旦断ち切るべきでした。
そしてヴェルディの逆転勝利は「逆転されてもしたかないな」という逆転勝利。
残念な結果ではありますが、まだまだ勝負は終わっていません。このショックな敗戦を振り返れば、何が課題だったかは、以上のように素人の私でもわかります。
失敗を糧にして、次節はきっとさらにパワーアップしたジェフを見せてくれると思います。次節のフクアリは本当に楽しみです。
*私に代わって応援してくれた私の友人たちからは、WIN BY ALLは、やっぱり「インバイオー」に聞こえるね、と言ってました。応援してくれて嬉しかった!!
*いつもリーガの解説とユーチューブ「ペリオディスタ」でお世話になっている小澤一郎さんがジェフのサポーターを褒めていましたね。嬉しいです。
今日は味スタで凄い試合を目撃したのですが、敗れたジェフサポーターに心揺さぶられました。… https://t.co/Taj4mFgwuA
— 小澤一郎(Ichiro Ozawa) (@ichiroozawa) October 22, 2023