毎週欠かさずみているのが、毎週金曜の夜に放送されているNHKの「ドキュメント72時間」。
タレントとか政治家とかスポーツ選手とか、有名人じゃなくて、普通の人がどんな思いで生きているのか?
いつも同感しつつ、共感しつつ、感動しつつ、楽しく視聴しています。
そんな「ドキュメント72時間」がなんとあの「礼文島の桃岩荘」を取り上げたのです。
思えば、平成元年、社会人1年目の初めての夏休みに選んだのが、ここ礼文島の桃岩荘。
大学時代のサイクリング部の同期と二人で、輪行して北海道足寄駅に集合。北上して稚内を自転車を走らせつつ、礼文島行きのフェリーに乗る。
そしてあの噂の桃岩荘へ。
バブル真っ盛りの中、全盛期からは衰退しつつあったユースホステルの中でも最も有名なユースの一つだった桃岩荘。一体どんなところなんだろう、ということでクラブの同期と行ってみたのです。
番組の中で「アホになるためにきた」と言われた桃岩荘。今も当時のままなんですね。私たちも恥も外聞も捨て、完全にハマってしまいました。そして翌日8時間コースへ。今は最後はトンネルの中を歩くんですね。あの頃は最後は、足場の悪い海岸線を歩いていたのです。そして当時は大人気だったので、8時間コースも10数人で参加。
やっぱり自然の中を8時間も歩くと、知らない人同士でもすっかり打ち解けられるんです。
そして2日目の夜で、私たちはすっかり桃井荘の住人に。
今でも思い出すのは、「ギンギンギラギラ」とみんなで踊りながら大合唱したあの歌。
番組でもちょっとやってましたね。
確か、あの歌含めて、ここで知り得たことは、門外不出で「島を離れたら忘れてください」という感じだったので、まさかテレビで全国放送されるとは思わなかった。
でも、実は今はなき新宿コマ劇場のビルにあった居酒屋で「桃岩荘同窓会」なるものがあって、門外不出のあの歌と踊りを参加者全員で舞ったのは、今でもいい思い出です。
確か100人以上集まったのではないか?
一度「アホになってみたい人」。ぜひ来年の夏休みにおすすめです。