朝まで生テレビでの大木隆生医師(慈恵医大)のコメントがなるほどな、と思ったので、他の記事含め以下、メモ。
それにしても、日本には賢くて優秀なお医者さんがいるのですね。しかも大木レポートとして、昨年春にちゃんと政府に提言しているそうです。
■短期的には医療対応は、現行法で十分対応可能
厚生労働省などの行政が、ベッド1床あたり日額71,000円を1年間補償してちゃんと発信すればよい。
そうすれば、法律で強制しなくても民間病院(80%がコロナ患者受け入れていない)は自ずから新型コロナ患者を受け入れる。ベッド1床あたり年額2,600万円、収入が保証されるので経営上安心して患者を受けれられるそうです。
■対象医師にインセンティブ付与
不眠不休でコロナ感染に対応している医者も暇な医者も給与は同じだそうです。月額20万円ぐらいですが、菅首相には100万円、と進言したそうです。
以下記事も面白かった。
新型コロナの影響で、去年の経済成長率が5%毀損しそうだから、これだけ政府が財政支援しても28兆円(2019年名目GDP560兆円換算)ふっとびそうということ。この異次元の巨大さに比べれば、なんと少ない金額でしょう。
*こっちはIMF
■封じ込めに成功した中国や台湾の対策は日本ではムリ
いまでも封じ込めるべきだという主張がありますが、人類がパンデミックの封じ込めに成功した例は、ほぼありません。
封じ込め論者は中国や台湾を見ろと言います。しかし、5千万人が住む湖北省を一夜にしてロックダウンし、すべての個人をAIで監視するようなことは、日本では無理。台湾は、中国が新型肺炎の発生を発表する前の、2019年12月から防疫体制をとっていました。しかも、海外からの入国者は2週間の自宅待機を求められ、違反があれば約370万円の罰金です。それを日本でできますか。
そもそも日本が中国からの渡航制限をしたのは、台湾に遅れること3カ月。その間、武漢市民をふくむ数十万人の中国人がノーチェックで入国していて、その時点で封じ込め路線は現実的でなくなっていました。
中国のような人権無視の対策は当然ムリですが、同じ民主国家の台湾の事例も、日本の初動が遅すぎたので、もうムリだそうです。
日本は、上記のように80%がコロナを受け入れていない民間病院を開放して医療体制を強化しつつ、3密対策などを徹底して、感染者を医療崩壊が起きない範囲で抑え、この間ワクチン摂取を増やしてコロナをおさめる、ということではないでしょうか。。
*それにしても朝ナマみていつも思うのは、三浦瑠璃さん良いこと言っているのに、相変わらず説明が回りくどくてダラダラ長く、わかりにくい。もったいないですね。