多分、感染症大流行下(コロナ禍)での開催だけでも歴史的なのに、なんと最後の最後にドラマが待っているとは。。。
ツール・ド・フランスは、ランス・アームストロングのドーピング期間を経て、スカイ・イネオスが、長い間覇権を勝ち取っていましたが、今年はベルナルのリタイアにともない、チーム・イネオスが瓦解。
そして残る優勝候補のユンボ・ヴィスマの独断場となるはずが、なんとのなんとで、最後の最後にチームUAEの若きエース、ポガチャルが、ユンボ・ヴィスマのエース、ログリッチをタイムトライアルで大逆転。
タイムトライアルで現時点世界一とも言われる、トム・ドゥムランにさえも1分21秒もの差をつけたということは、万全のプリモシュ・ログリッチでも、逆転されていたでしょう。
それぐらいポガチャルのタイムトライアルは驚異的でした。
そして、マイヨ・ジョーヌ(総合)、マイヨ・ブラン(新人)、マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュ(山岳)、マイヨ・ヴェール(ポイント)四つのジャージのうち三つを独占し、かつステージ優勝も獲得と、開幕当初はツールに出場することだけが子供の頃の目標だったというのだから、無欲の勝利以外何ものでもない。
昨年のベルナルに続き、恐ろしい新人が新たに登場しました。来年以降一体どのぐらいの間、2人の戦いが繰り広げられるのでしょうか?
非常に楽しみです。