的確な選手補強のFCバルセロナ グリエーズマン&デ・ヨング | 52歳で実践アーリーリタイア

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52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

週末のクラシコが香港デモに啓発を受けたカタルーニャ独立派のデモにより、空港が占拠され、サグラダファミリアが入場不能になり、延期されてしまったのは残念でした。

とはいえ、アントワーヌ・グリエーズマンとフレンキー・デ・ヨング、素晴らしい。

試合を重ねるにつれてフィットしてきており、バルセロナスタッフ陣の目利き振りはさすがだなと思います。グリエーズマンは、ネイマールほどの攻撃力はないものの、ちゃんと守備ができる点がとってもいい。これもアトレチコのシメオネ隊長の訓練の賜物か。



ほとんど守備をしないメッシを抱えるバルサは、同じようにあまり守備しないネイマールが復帰すると後ろの負担が大きすぎて攻防分離型になってしまう。これはこれでとてつもなく強かったのは間違いない。ペップ時代のバルサより強かったと言っても過言ではないぐらいMSN(メッシ&スアレス&ネイマール)は驚異的だった。

でもチームとしてのスペタクルではなくて個人攻撃の塊みたいでレアル・マドリー的。日本でいえば(ホームランバッターをかき集めた)巨人的で強いけどつまらないチームになってしまう(私にとっては)。

デ・ヨングは、バルサの隠れたキーマンと言えるラキティッチと同等レベルのクレバーさに加え、若さと攻撃力・守備力が更にパワーUPしたような選手。私はアヤックス時代のプレーを見る限り、その展開力の精度の高さからブスケッツの後継者かと思っていたが、なんと攻撃面でもちゃんと機能している。




かつてはカルレス・レシャック(今はなき横浜フリューゲルスの監督だった人です)が、メッシ少年を見出したという奇跡はともかく、今は干されつつあるもののウムティティに、メキメキ実力を発揮しつつあるネルソン・セメード、そして最初からフィットしたチャビの後継者たるアルトゥール、更にはバイエルンでペップの薫陶を受けた武闘派のヴィダル、ここ数年のバルサの補強はもちろん失敗(コウチーニョなど)はあるものの、その精度は高いなという印象。

カンテラからの補強は、まだまだミスが多いけど躍動感溢れるアンス・ファンティ、独特のドリブルが魅力的なカルレス・ペレスはいい感じだが、まだまだトップレベルには至っていない。

とはいえメッシもスーパーフリーキックで完全復調し、12月に延期されたクラシコが実に楽しみです。