やっぱり井岡は本物だった。
１ラウンドからパリクテが強い選手なのは、よくわかった。そして明らかな体格差で、階級が違う選手と戦っているよう。
パリクテの圧力と強力なパンチを見事なディフェンスでかわし、徐々に自分のペースにしていくその井岡の技術は特質すべきものだった。
３ラウンド目からは徐々にペースを掴み、その後は殆ど井岡の方にポイントが入っていたのではないか。
そしてこのままでも良かったが、パリクテの疲れが予想以上でパンチのスピードも７ラウンドのパリクテのラッシュ以降めっきり衰え、KOのチャンスが生まれてレフェリーストップで見事にテクニカルKO勝ち。
引退してからの復帰後、親や親戚の庇護を受けた「エリートボクサー」から「本物のボクサー」に変わった井岡。
今回の４階級制覇は。それを証明した試合だったと思う。
本当に感動しました。
お気に入りの京口選手とのダブルマッチだったので幕張に行けば良かった。