コンビニ店長の残酷日記 (小学館新書) 799円 Amazon |
コンビニの実態(たぶんセブンイレブン)がよくわかって面白いが一番興味深いのは、ロイヤルティーの制度。
独特の管理会計を採用することにより、巧みに廃棄ロスをフランチャイジー(加盟店)の全責任にするなど、本部(フランチャイザー)側の意図が反映された制度。それなら本部側も誠実に契約時に、この仕組みをちゃんと加盟店側に説明すべきだと思いますが、どうなんでしょう。
具体的には、
基本的に廃棄ロスは、商品価値がゼロ=仕入原価ゼロになるということなので、会計上は棚卸資産が目減りする=商品利益が目減りということになるのですが、そうしてしまうとロイヤルティーの母数である営業総利益も目減りしてしまうので、本部側もその損失を被ることになってしまいます。
確かに発注責任が最終的に加盟店側にある以上、その廃棄ロスの責任は加盟店側が全責任を持つのは理屈は通るとは思いますが、それなら、推奨商品と称して半強制的な発注はさせるべきではないように思います。