「君の名は」の舞台にもなった国立新美術館で新海誠展と安藤忠雄展 | 52歳で実践アーリーリタイア

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52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

実は安藤忠雄展の方が目的だったんですが、もちろん、安藤忠雄展も良かったんですが、安藤さんの方は新海誠展と同じタイミングでみてしまうとちょっと権威主義的な匂いがしてしまったのです。
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「成功したんだ」的匂いがプンプンしてしまうのですね。
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最初は勿論違うのだろうけれども。アイデアもとても魅力的でデザインも斬新で、シンプルを追求する姿もとても魅力的ですけれども。
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安藤さんの建築も素敵なんです。住吉の長屋に代表されるように、建築に不便さを敢えて取り入れることで、生活にギャップを作っている。

バッタの本でも紹介したように、ビフォーアフターのギャップが人生を幸せにするのだから、彼は建築の中にギャップを作ることによって建築の中に幸せを感じる瞬間を作っているんだなと私は勝手に解釈してるんですね。

日本の建築は中と外をファジーにすることで、自然との共生や調和を目指しているんだと思うので、そのあたりを意識しているんだなとは思いますが。。。

でも新海さんの方は、なんか普通の人の個人的な生活をポジティブにそのまま受け入れているところが好きなんです。
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普段の何気ない風景も、実はちょっと視点を変えれば、とても素敵な空間なんだと気付かせてくれる。
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別に仲間や恋人や家族がいなくても、その人その人の人生の価値には何ら相関関係はないかもしれない。

そのまま今の自分の立ち位置を肯定すれば良い。別に否定する必要なんかない。そのままでいれば、それが自分の居場所だよ的な考えなんですね。新海さんの方は。

とても展示会を見ていてもお客さんに寄り添ってて、安心するんですね。

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そして家に帰って、また彼の映画を観てしまいました。