ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」  読了 | 52歳で実践アーリーリタイア

52歳で実践アーリーリタイア

52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

日経新聞の私の履歴書で面白かったので、早速読んでみたが、内容的には、私の履歴書にちょっと付け足したような内容。より詳しく川村さんの仕事のやり方だとか方針を知りたい人にちょうど良い本です。


彼のV字回復の手法を簡単にメモると以下のような感じか。

⚪︎近づける事業と遠ざける事業を決める→コアコンピタンス
 キャッシュを生む事業を見つける & 出血を止める
 日立の場合、キャッシュを生む事業(=コアコンピタンス)として「社会イノベーション事業」
 を選択

⚪︎カンパニー制にして、事業別採算性にし、事業部長に責任と権限を与える。

⚪︎少ない人数(トップ4ぐらいまで役員)で、スピーディーに決裁していく。

方針を決めたら
つまり事業部長と役員がラストマンとしての気概を持って、仕事をやり抜くことで、企業は生き残っていけるということ。

そして私がとても印象深く感じたのは、以下の言葉
「企業には現状維持という選択はなく、成長か衰退かの2択。現状維持は衰退と同義」

確かにその通りだ。ガッテンという感じ。