ボンドールイノ(⇒京橋シェ・イノ)、カフェ・エメヴィベール(⇒銀座エメ・ヴィベール)に加え、ラ・ボンヌ・ターブル(⇒麻布レフェルヴェソンス)。
今回はそのうちの一つ、ラ・ボンヌ・ターブル初利用です。
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○料理・味
ランチはプリフィクスの1コースのみ。3600円×2名分に900円のワイン1杯とワイン3杯セットで計12,100円(サービス料10%含む)でした。
アミューズ的に最初に給仕されるのが、サラダです。北海道に唯一の支店をもつミシェル・ブラスの流れを汲むレストランだけあって、野菜が美味い。
野菜そのものの味を、際立たせる為に味付けはあっさり系。根菜ものは勿論、葉物も歯ごたえがあって味がしっかりしているのです。聞けばレフェルヴェソンスと同じ野菜を使っているとのこと。
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前菜は「新タマネギのスープにニョッキとほうれん草」。ちゃんとしたフランス料理は、このような場合、水を使わずに野菜だけのスープ仕立てにして野菜の旨味を堪能する料理が多いのですが、ここもそう。新タマネギの旨味が実に見事なスープでした。
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パンは、噂の大阪ル・シュクレ・クールのパンです。ほんのり表面を焼いて提供されます。弾力のある食感と表面のさくっとした焼き上がりは、こだわりの多い昨今のパンの中でも、抜きん出たパンではないでしょうか?
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メインは、キンメのポワレ。野生のライスに茄子をしっかり焼いて旨味を出し、サザエ等の魚介類のエキスを使ったソースにオリーブオイルを添えて食す。ポワレはフランス料理の王道スタイルですが、ふんわりとした白身とカリッとした皮のポワレに何を使って食べさせるかという点が、この料理のクリエイティブなところか。
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デザートは、安納芋のアップルパイにキャラメルアイス、黒豆のメレンゲ添え。濃厚でボリューミーな逸品。これも実にクリエイティブなデザート。安納芋のねっとり感とリンゴの組み合わせが新しい組み合わせ。
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最後のコーヒーは、お茶のようなスタイルでそのままブラックで飲んでほしいとのこと。浅煎りの酸味の勝ったライトかつ香り高いスペシャリティコーヒー。普段は苦み系コーヒーを飲んでいるので、実に新鮮にコーヒーを味わうことができた。
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最後のミニャルディーズは、レフェルヴェソンス同様遊び心のあるお茶菓子。本当にたこ焼きのプレートで焼くそうです。
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○サービス
レストランのコンセプト通り、実にカジュアルでフレンドリーな接客。普段着で訪れて、気軽に会話をするような感じのビストロ風。
料理は本格派なのに、サービスやお店の雰囲気はカジュアルスタイルなのが、実に新鮮な印象を与えるお店。シェフも若々しく、オープンキッチンで開放感満点の店内です。
○雰囲気
コレド室町3内なんですが、エントランスは外にあります。天井高く窓は広く、春の明るい光が燦々と店内を輝かせます。
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カジュアルなレストランなので、テーブルクロスもなく、椅子も重厚な感じでなくて、カフェスタイル。大テーブルなんかもありますが、カウンターはありません。
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とはいえ、テーブル間隔はしっかり取ってあり、ゆったりと食事ができるようになっています。壁の絵は、実はデジタルサイネージになっているのが興味深い。スタッフに教えてもらって気がついたのですが。。。
こんなカジュアルな店で、こんなに美味いフレンチは中々出会ったことがありませんでした。流石はレフェルヴェソンスの支店です。ご馳走さまでした。