埼玉アリーナでWOWOW主催の「少女時代」のコンサート。学生時代(30年前)に4年間通った浦和ですが、東口はパルコもできてすっかり様変わり。
学生時代は見向きもしなかった浦和の名物「鰻の蒲焼き」。浦和駅で途中下車し、駅に近い名店「むさし乃」さんに行ってきました。
○料理・味
2名で伺い、お店のお薦め「新仔の鰻重」+「鰻重特上」+「鰻ざく」+「枝豆」+「肝吸い」×2に、瓶ビール1本と熱燗「吉の川」2合で、計13,000円ぐらいでした。
お店に方によると、新仔鰻というのは、シラスから4ヶ月間育成し出荷するまで、ずっと同じ池で育てるので、鰻に余計なストレスがかからず、身も皮も柔らかい鰻になるという。つまり普通の養殖鰻とは全く別物とのこと。
枝豆と「鰻ざく」をつまみにビールと辛口の熱燗を飲みながら待つこと20分ぐらい。肝吸いとともに、お重がやってきた(実は、この熱燗も美味)。
さて新仔鰻、店員さんがいうように、全く別物、というか全く別の鰻の種類みたい。関東ならではの身のフワトロ感、特に皮のフワトロ感が素晴らしい。身も程よくあつく、お重から溢れるくらいのたっぷりの鰻も実に贅沢。
ご主人曰く、新仔鰻は「上」のうえの「特上」の更に上の「極上」というべき鰻。全く同感です。
とはいえ、「特上鰻」も十分美味い。身も厚く、炭火焼ならではの香ばしさが食欲をそそる。さすがですね。浦和の鰻は「みかけだおし」ではありませんでした。というか「むさし乃」さんの鰻の質と調理法が極上なのかもしれません。他の浦和のお店には入ったことないので。
○サービス・雰囲気
女性スタッフが2人とご主人1人の運営。鰻の説明など、とても詳しく教えてくれて、浦和の中でも味に関しては、一番自信があるとの話も、なんかお店の鰻に誇りを持っていて、とっても気持ちいいです。確かにこの味なら自信あるだろうな。
お店の入り口は、通りに面しておらず、ちょっとビルの奥に入ったところにあり、最初に入るにはちょっと勇気が必要。
でもいったん店内に入ると、お店の中は明るく、いかにもで、やなせたかしさんデザインの「うなこ」が飾ってあったり、浦和レッドダイヤモンズのユニフォームが飾ってあったりと浦和ならではの観光の一環として、利用しても面白いのかなと思いました。
店内はカウンターと掘りごたつ形式でない座敷にテーブルが数卓のコンパクトなお店です。
しかし、こんな店が浦和にはあったんですね。貧乏学生には縁のない世界でしたが、少なくとも4年間通って友人もいる浦和に対して、こんあ名物があったとは、なんか嬉しい気分になりました。