ここしばらく、平日の昼間にランチ巡りしてますが、久々にいいレストラン見つけたなあ、これで一人５，０００円いかないのは安いなあということで、また行きたいレストランに出会いました。そして、今回は冬の野菜を味わいに２度目の訪問。
○味・料理
何と言っても、野菜の種類の豊富さとその調理方法の豊富さと、野菜個々の味のしっかりさ加減に感動する料理です。そのままでも、蒸しても、焼いても、他の食材と重ね合わせても、根菜から菜っ葉まで、野菜のいろんな味が楽しめるフレンチです。
１回目は４，２００円×２名のコースにミネラルウオーターのバドワをつけて、お会計が１万円を下回るお値段。２回目は、同じコースにちょうど鹿児島で穫れた青首鴨（コルヴェール）が１人２千円プラスでメインで食べられるという事で。迷わずコルヴェールを選択。
そして、いつものバドワに赤ワイン２杯頼んで、１５，０００円弱とこれも実にリーズナブルなお会計でした。
コースの順番は、アミューズ→前菜（テリーヌ、２回目はイシダイのクリュ）⇒野菜のエクスポジション→スープ（南瓜、２回目はエクスポジションにインクルード）⇒メイン（子牛肉のミンチ、２回目はコルヴェールのロースト）⇒デザート（チーズケーキとフランボワーズのアイスにフルーツゼリーかけ）→コーヒー（紅茶？のブリュレなどの茶菓子付き）。
食材の質に関わらず、手間暇かけたフレンチらしい料理は、どれも、個性的で、しかも、一つのお皿でたくさんの味に出会えるという、お得感満載の料理たちです。
★イシダイのクリュ
野菜のスープも、野菜の旨味や甘みだけで、こんなに味が出て美味いのかという印象でした。
コルヴェールは、天然ならではの食材でした。肉質は同じ鳥とは思えないほど、肉質がしっかりしており、粘りと張りがあります。そして独特の香、内蔵を使った濃厚なソースもクセもなく、芳醇な味わい。冬ならではの食材。特にここのは、鉄砲で穫ったものではなく、網で穫ったものを使用しているとの事。つまり、肉に傷がつかず、より良い状態で味わう事ができるという事です。
デザートは、きな粉のムースにバニラのアイスを合わせるんですね。これは、初めての組み合わせ。実に美味い！！
○サービス
若手のソムリエお二方によるサービス。電話の応対から、最後のお見送りまで、他のフレンチと比較しても、遜色のない丁寧で安定したサービスなので、安心して利用できると思います。
２度目訪問時は、マダムとソムリエ。マダムによる自信溢れる接客にプロフェッショナルとしてのスタンスを感じる事ができます。
○雰囲気
恵比寿らしい、こじゃれた小さなビルの２階にあります。グリーンを基調とした店内は、陽光がたっぷりそそぐ開放的な明るく開放的な雰囲気。カトラリー等も、モダンなタイプで、全体的におしゃれ感たっぷりの空間。鰻の寝床のような細長く、こじんまりとしたお店で、店内から厨房の様子もよく見えます。
グリーンの内装にぴったりな絵画
