こんばんは。
美輪明宏さんが91歳で亡くなられました。
最後の言葉は、ありがとう。
昨日の朝、NHKテレビで追悼番組を放送していました。
2012年の紅白歌合戦に初出場して『ヨイトマケ』を歌ったこと。
映像は、21世紀に入ってから以降のものがほとんどでした。
20世紀には、NHKテレビに出演することは、あまり無かったのでしょうか?
ご高齢になってから、更に成長していくようで、素晴らしいです。
私が三輪さんを初めて見たのは、渋谷のパルコ劇場だったと思います。
寺山修司さんが亡くなり、その追悼公演で『毛皮のマリー』が上演されました。
主演のマリーを演じたのが三輪さんです。
『毛皮のマリー』は、演劇実験室 天井桟敷の3作目の芝居だったそうです。
1967年の初演時も、もちろん三輪さんが演じました。その頃は、丸山明宏さんという名前だったそうです。
当初、丸山さんはこの役を演じることを、かなりためらっていたという風に、どこかで読んだ記憶があります。
確かに、役が役だけに。なかなか勇気が必要だったのでは、という気がします。
マリーは、女装する中年男性という設定。
鏡に向かって、世界で一番美しいのは誰?と聞いたりするのです。
この芝居の中で、マリーが水夫を誘惑しながら話すセリフが一番印象に残っています。
世界は何でできているか考えたことある?
表面は大抵、みんなウソでできているのよ
牛肉の罐詰のレッテルだけの話じゃない、
人生っていうのはみんなそう!
人にレッテルを貼って、ラベリングしたがるものですが、ラベルと中身は別物だ、という皮肉なのですね。
三輪さんにとって、『毛皮のマリー』は人生の転機になった舞台だったのではないかと想像致します。
たくさんのメッセージを残してくださった三輪明宏さん。
心よりご冥福をお祈りします。