葬儀、お悔やみ申し上げます | Akiのブログ

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こんばんは。

劇作家、演出家、俳優の唐十郎さんが、去る5月4日に亡くなりました。享年84歳。

そして、本日、葬儀がとりおこなわれたそうです。



マスコミなどでは、「アングラの旗手」と書かれています。



唐十郎さんに関する記事を検索して、今回初めて知ったのですが、紅テントでの公演を21世紀の現在も、行われていたのですね、、、


花園神社でのテント公演は、二度と見ることはできない、残念、と思ったものでした。



唐十郎さんは、かつて「状況劇場」という劇団を主催されました。

テントではなく、立派なホールで上演された状況劇場の芝居は、大昔に見たことがあります。


『下谷万年町物語』というタイトルでした。

どんな内容だったのか、全く思い出せません。

ネットで検索したところ、100人のオカマが登場する、というようなことが書かれています。


しかし、何も思い出せません。



状況劇場が公演したという訳ではなく、アマチュアの劇団が演じた唐十郎さんの脚本の芝居は、幾つか見ました。

『少女仮面』、『ジョン・シルバー』、『盲導犬』などなど。

いずれも、あまりにも昔過ぎて、やはり何も思い出せないです。


思い出せることは、どれもよくわからない、、、

現代のテレビドラマのように、何でもかんでも、セリフで説明してしまうのと比べるのなら、ほとんど謎の世界なのではないかと思います。



若かった私には、理屈で説明できることよりも、何か熱狂的な雰囲気に飲まれた、というか、ものすごいパワーに圧倒されていた、という感じでした。


唐十郎さんの状況劇場と、寺山修司さんの演劇実験室天井棧敷は、当時の若者達から絶大なる支持を受け、大人達への反抗の象徴のような存在だったのではないかと思います。



寺山修司さんには、お子さんはいないですが、唐十郎さんには、俳優をしているお子さんがいらっしゃいます。


お二人とも5月4日に亡くなられた、というのは、何か因縁めいたものを感じます。


また一つの時代が去っていったのですね。


心よりお悔やみ申し上げます。