こんばんは。
つい数日前の肌寒い陽気から、今日は初夏を思わせる陽射しでした。
ゴールデンウィーク突入というこのタイミングで、ニュースではしきりと「歴史的」な円安の加速、と連呼しています。
本日の午後5時時点の東京外国為替市場は、1ドル=156円70〜71銭だったそうです。
ちょっと歴史を紐解いてみようかな、と思います。
『ゼミナール日本経済入門』という本が手元にありまして、ちょっと古いのですが、2010年の発行です。
それによりますと、明治4年に、政府は、新貨幣の名称を「円」に決めました。当時の1円金貨は1,500mg。また、1円=1ドルだったそうです。
明治30年には、正式に金本位制を採用しましたが、1円は金750mgと価値が半減しました。
対ドル円ルートも、1ドル=2円になったそうです。
これぞ「歴史的」円安の進行、のように思います。
さて、第二次世界大戦に負け、国内は超インフレ状態。生産活動に従事するはずの年代の方々は、兵隊となって国外に行っていたので、モノ不足は極まれり。戦争が終わり、日常生活を送ろうにも、食べる物も無い、住む所もない、着るもの無い、そして需要が殺到するので、物価は高騰しました。
事態を何とかするべく、1ドルは360円に設定されたそうです。
それでも、本当はもっと円安にしないと追いつかないほどだったらしいです。
その後、日本経済は奇跡的な回復を遂げ、また為替相場は固定相場から変動制へと変わっていきます。
1985年といえば、昭和の終わり頃、つくばで科学万博が開催された年ですが、年間平均相場は、1ドル=238円だったそうです。
リーマン・ショックの起きた2008年の年間平均相場は103.4円。翌2009年の場合は、93.6円だったそうです。
この頃は、仕事で海外の会社との決済があり、4〜6種類の通貨同士の計算をしていました。
円安になるか、円高になるのか、1円動くだけでも支払総額が大きく変わるので、毎日為替相場を気にしていました。
その時代と比べると、確かに「歴史的」円安かもしれないです。
私の個人的な意見ですが、まだまだ円安は進むのではないと思います。
食料もエネルギーも、輸入に大きく依存している日本にとっては、円安はとても辛いですね😰
外国から買い物をする時に、たくさんの円を払わねばならないのですから。
逆に、輸出する時は、有利です。
とはいえ、もはやモノの輸出は、ほとんど赤字のようです。
電化製品や衣料品などは、今やほとんど外国産です。
国内メーカーのブランドであっても、製造は海外ということが多いです。
そうすると、海外からたくさん必要なモノを輸入するため、円安は物価を押し上げる要因になります。
どうしたらいいものでしょうか?🤔
外国から輸入するのが高くて買えないのであれば、なるべく国産化することを考えるしかないように思います。
国産化するためには、国内で生産製造する人や場所が必要です。
外国産の高いモノを食べたり使うのではなく、国内で調達できそうなモノ、現在の経済状況に合う身の丈に合ったモノを食べたり、使うのが良いでしょう。
ということで、私は、庭に山のように増殖し始めているフキを刈り取り、茹でました。
明日は、フキの煮物を作りま〜す😄
(全くオチになっていないですね)