映画『アラビアのロレンス』を観に行きました。
昔々、見たような気がしますが、ところどころしか、覚えていませんでした。
制作されてから半世紀以上過ぎております。そもそも、アメリカとイギリスの合作映画なので、イギリス人の実在の将校をモデルにした映画ですが、欧米側の視点から作られたものなのでしょうね、、、
とにかく、荒涼とした砂漠を駱駝で移動するシーンが長いです。
草木も水も無い。もちろん、雨も降らない。
とはいえ、本当の砂漠には、雨季と乾季があるので、雨季には、雨が降ると思います。映画の中では、一度も雨が降ることは無いです。太陽が上ると、昼間は灼熱地獄の過酷な旅です。
そして、駱駝や馬に乗ったベドウィン達が、ロレンスの指揮の下、繰り広げる合戦シーン。
日本の時代劇のと同じだなぁ〜、と感じました。部族争いは、日本の中の豪族同士或いは武家同士の闘いと何も変わらないです。違うのは、日本ならば、森林やら草原やら田畑、川に湖があるかもしれないが、そんなものは一切無い!
映画は、途中休憩5分を挟み、4時間近い長編でしたが、とても面白かったです。
第一次世界大戦の最中、欧米は、中東をどう支配しようかと画策する。中世から支配してきたオスマントルコ帝国を倒し。
トルコの抑圧から逃れたアラブのファイサル王子は、いかにして英仏とうまく交渉するか。それぞれの利害が複雑に絡み合い、狐と狸の化かしあいのようです。
そして、現在の中東情勢の火種の原因が分かるような気がします。
もう一つ、不思議に感じたことがありました。あんなに何も無い砂漠で、人は生きていけるものなんだ、と。ベドウィンは一日に100キロ移動するそうですが、行けども行けども、店などは無いです。常に移動するので、持ち物も極めて少ないです。
かつての日本人も、極めて貧しかったので、家の中に、モノはあまり無かったと思われます。
今の我々の生活には、たくさんモノが溢れていますが、それらは本当に必要なのだろうか?と考えさせられました。
上映スケジュールは、午前十時の映画祭のサイトをご覧ください。