今読んでいる本は、森下典子さんのエッセイ『日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』です。
まだ全部は読み終わっていないのですが、映画は先に観ました。
映画を観たかった一番の理由は、樹木希林さんが出演していたからかな、と思います。
しかし、よく考えてみると、私はあまり樹木希林さんの出演作を見たことがありませんでした。見たのは『ぴったんこカン・カン』というバラエティ番組に出演した時のくらいです。亡くなる数ヶ月前に、ご自宅で収録されたものでした。
樹木希林さんは、全身をガンに侵されながら、本作以外にもまだ、これから公開される映画にも出演しています。
すごいパワーだと思います。
『日日是好日』は、平成14年に出版された本で、ベストセラー本で平積みされた本も一年経つと書店から消えてしまう時代に、ロングセラーとなっています。
「週刊朝日」のデキゴトロジーの記事を書いていらっしやった森下典子さんが、大学生時代からずっと通い続けているお茶について書いた本です。
茶道の先生、お茶そのものの話、所作や、和菓子、掛け軸、細かい決まりごと、四季の移ろい、茶花、お茶会にお茶事、茶器、茶道教室の人々などなどを、実に繊細に流麗に生き生きと表現し、お茶を通して学んだことや喜び悲しみ、自分の人生への思いを投影しています。
10歳の時に、フェリーニの『道』という映画を観て理解できなかったけれど、大人になって観ると、とてもよく分かる、主人公が話す場面があります。
10歳で『道』を観に行くというあたりからして、ただものでは無いと思いました。
映画では、主人公の気持ちが分かり兼ねた部分も、著書を読むことで、なるほど、そういうことなのか!と思いました。
自分には、森下典子さんにとってのお茶のような、長い年月やり続けたことや、依るべきものは何も無いのですが、ただこれまでやってきたことを信じ、精進していきたいものだと思いました。
読みながら、爽やかな気分になっていく素敵な本です。新年の読書にどうぞ😊
