海外駐在経理部員の仕事4 回収・経費精算

 

外駐在の経理部員ってどんな仕事してるのっていうお話です。

 

今回は回収と経費精算です。

 

回収と経費精算は特に何もやっていません。

 

回収は日本人の経理部員がいても役にはあまり役に立たない感じがします。

英語も完璧ではないですし、日本人が催促してもよほど限定的な場合でないと相手からしても支払う理由にはないですね。パートに片っ端から電話してもらう方がよっぽど効果があって費用も安くつきます。

日本人の駐在員のコストは現地にとってかなり高く、一人駐在員がいれば現地スタッフが2−3名雇えるんじゃないでしょうか。そんな日本人にあまり効果のない仕事は振りません。

停滞している売掛金のリスト見て、個別に状況や次の対策を話すことはあります。

 

また、経費精算も同じような理由ですね。日本人がやるとコストが高すぎます。

海外に経理部員を駐在させるって、現地の数字を正しく報告させて事業の状況の解像度を上げる、資金繰りを見る、現地の管理体制をよりよくする、本社の方針を徹底させる、これらを通じて不正をさせないよう牽制っていうところに意味があると思います。

これらの目的からして経費精算を日本人にやらせることはあまりないでしょうね。やるとしてもJ-SOXの監査関連とか内部統制関連でサンプルチェックしたり、承認フローが適切か確認することがあるかもしれないっていうぐらいじゃないでしょうか。

 

出張者との会食なんかの費用を精算することはあります。