会計士とAIについて | あすくまblog

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ChatGPTに「AIが会計士の仕事を奪う可能性について」聞いてみました。

 

回答:

 

AIが会計士の仕事を完全に奪うという可能性は低いと考えられます。なぜなら、会計士の仕事には高度な専門知識や判断力、倫理的な洞察が必要であり、これらを完全に代替することは困難だからです。
AIは会計士の業務を補完するツールとして機能し、ルーチンな作業やデータの処理、パターンの検出などを効率化する役割を果たすことができます。しかし、会計士の役割は単なるデータ処理だけではありません。会計士は法律や規制の変更に迅速に適応し、クライアントや企業の独自の状況に基づいて戦略的なアドバイスを提供する必要があります。また、倫理的な問題や不正の発見など、人間の洞察や判断が重要な場面も多く存在します。
さらに、顧客との信頼関係やコミュニケーション能力も会計士にとって重要な要素です。AIはこれらの人間関係やコミュニケーションの側面を代替することはできません。
したがって、AIが会計士の仕事を奪うというよりは、会計士がAIを活用して業務を効率化し、より高度な価値を提供するためのツールとして活用する方が現実的な展望でしょう。AIの導入により、会計士はより専門化された業務に集中し、クライアントや企業により価値のあるサービスを提供することが可能になると考えられます。

 

 

私が会計士試験に合格した8年程前から「AIが会計士の仕事を奪う」と言われていました。

現在、会計士として働いている立場からすると、監査やアドバイザリーの現場は常に人手不足であり、会計士の働き口が減っている感覚はありません。

 

しかし、これは基準の要求事項が年々厳格になり、作成しなくてはいけない資料が増えたことによる影響が大きいと考えます。

 

今まで会計士が手作業で作成していた分析系の資料は、データ分析ツールで簡単に出力できるようになっています。

ただ、それによる時間の削減で会計士が本質的な業務に向き合う時間が増えているかというと、現実はそれ以上に基準の要求事項に対応するために時間を取られてしまっています。

 

ChatGPTの回答にある「高度な専門知識や判断力、倫理的な洞察」は、ある程度、過去の同様の事例から学習することでパターン化され、一次的な案を作成できる程度にはすぐになりそうだと考えています。

 

また、「顧客との信頼関係やコミュニケーション能力」の部分についても、人間が回答したのかAIが回答したのかわからないような文章を作成できるようになってきているため、オンライン上では本当はある程度AIに代替されるのかもしれません。

 

そんな中、「クライアントや企業により価値のあるサービスを提供する」ためには、AIをどのように使えば今ある課題に適したソリューションとなるか見極める力が必要になるのではないかと思います。