宇都宮市にある「うつのみや遺跡の広場」は、栃木県のニッコウキスゲ自生地の南限である。

 

 

広場西側の雑木林内には約1万株のニッコウキスゲが自生している。

 

 

今年は開花が例年よりも早くて、訪れた5月6日にはもう満開であった。

 

 

雑木林の中に自生しているので、陽当たりの関係か花数はあまり多くない。

 

 

しかし、そよ風に吹かれながらこのニッコウキスゲを見ていると、小鳥のさえずりも聞こえてきて爽快な気分にさせてくれる。

 

 

ニッコウキスゲの別名は「ワスレグサ」、この花を見ると憂いを忘れると言う。

 

 

 

この広場は根古谷台遺跡という縄文時代前期の集落跡を整備して出来たもので、当時あったと思われる建物がいくつか復元されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

オキナグサも見受けられた。

 

 

縄文時代の人たちも、このニッコウキスゲを愛でていたのであろうか。

 

 

 

 

いにしえの昔に思いを馳せながら、ニッコウキスゲの花を十分に楽しんだ。