栃木県鹿沼市花木センターにおいて「春の丘ルピナス祭り」が開催されている。
数年前から始まったものであるが、公園内の斜面には3万本のルピナスが植栽されている。
ルピナスは1つ1つの花も美しくて、しかも群落美も素晴らしい。
ここに植栽されている「ラッセルルピナス」という種類が、ルピナスの中でも1番華やかである。
ルピナスの日本名はノノボリフジであるが、因みに写真を逆さまに180度回転してみるとフジの花そっくりとなった。
でも、やはり上に向かって勢いよく咲く姿が似合っている。
花を近くで見てみると、マメ科特有の形をしていることが分かる。
香りはあるというが、あまり感じなかった。
寒さには強くて本来は多年草であるが、夏の暑さに弱くて1年草のように枯れてしまうという。
フクロウのオブジェや、どこでもドアも設置されていた。
ルピナスの花言葉は「想像力」「いつも幸せ」だそうである。
「貪欲」という花言葉もあるらしいが、ルピナスはどんな土地でも育つ生命力の強い花で、その逞しさから付いた言葉という。
4月の爽やかな風に吹かれて、いつまでも眺めていたくなるような光景であった。